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能には、段物と呼ばれている

部分があります。
段物(だんもの)とは、特定の曲の中で、まとまった謡いどころや舞いどころ、囃しどころのことです。
この部分を「○○ノ段」と呼び、独吟、仕舞、一調を演奏する部分になっています。
1曲の中でも見所となっている一段なので、構造も特殊で、内容も濃く、型も派手なものが多いです。

具体的には
 枕ノ段(『葵上』)
 玉ノ段(『海人』)
 笠ノ段(『芦刈』)
 鮎ノ段(『国栖』)
 駒ノ段(『小督』)
 網ノ段(『桜川』)
 笹ノ段(『百万』)
 鐘ノ段(『三井寺』)
 文ノ段(『熊野』)
 揉ノ段鈴ノ段(『翁』)

などがあります。

例えば、「駒の段」は、昨日の『小督』(その2)
あら面白の折からやな。 から 夫を思いてこうる名の.想夫恋なるぞ.嬉しき。 までの箇所です。

また、「鐘の段」は、3月3日の『三井寺』(その3)
かほどの聖人なりしかども。 から 真如の月の影を。眺めおりて.明かさん。 までの箇所です。

どちらの謡いも私にとっては非常に難しいので、謡うのが大変です。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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