2007/06/18 23:27:42
能には、段物と呼ばれている
部分があります。
段物(だんもの)とは、特定の曲の中で、まとまった謡いどころや舞いどころ、囃しどころのことです。
この部分を「○○ノ段」と呼び、独吟、仕舞、一調を演奏する部分になっています。
1曲の中でも見所となっている一段なので、構造も特殊で、内容も濃く、型も派手なものが多いです。
具体的には
枕ノ段(『葵上』)
玉ノ段(『海人』)
笠ノ段(『芦刈』)
鮎ノ段(『国栖』)
駒ノ段(『小督』)
網ノ段(『桜川』)
笹ノ段(『百万』)
鐘ノ段(『三井寺』)
文ノ段(『熊野』)
揉ノ段、鈴ノ段(『翁』)
などがあります。
例えば、「駒の段」は、昨日の『小督』(その2)の
「あら面白の折からやな。」 から 「夫を思いてこうる名の.想夫恋なるぞ.嬉しき。」 までの箇所です。
また、「鐘の段」は、3月3日の『三井寺』(その3)の
「かほどの聖人なりしかども。」 から 「真如の月の影を。眺めおりて.明かさん。」 までの箇所です。
どちらの謡いも私にとっては非常に難しいので、謡うのが大変です。
部分があります。
段物(だんもの)とは、特定の曲の中で、まとまった謡いどころや舞いどころ、囃しどころのことです。
この部分を「○○ノ段」と呼び、独吟、仕舞、一調を演奏する部分になっています。
1曲の中でも見所となっている一段なので、構造も特殊で、内容も濃く、型も派手なものが多いです。
具体的には
枕ノ段(『葵上』)
玉ノ段(『海人』)
笠ノ段(『芦刈』)
鮎ノ段(『国栖』)
駒ノ段(『小督』)
網ノ段(『桜川』)
笹ノ段(『百万』)
鐘ノ段(『三井寺』)
文ノ段(『熊野』)
揉ノ段、鈴ノ段(『翁』)
などがあります。
例えば、「駒の段」は、昨日の『小督』(その2)の
「あら面白の折からやな。」 から 「夫を思いてこうる名の.想夫恋なるぞ.嬉しき。」 までの箇所です。
また、「鐘の段」は、3月3日の『三井寺』(その3)の
「かほどの聖人なりしかども。」 から 「真如の月の影を。眺めおりて.明かさん。」 までの箇所です。
どちらの謡いも私にとっては非常に難しいので、謡うのが大変です。