2010/05/12 20:50:37
「広重の東海道五十三次と東海道図屏風」展を見ました。
ゴールデンウィークの真ん中の憲法記念日に静岡まで行った2番目の目的は、静岡市東海道広重美術館で開催中だった「見比べ! 広重の東海道五十三次と東海道図屏風」展〔前期:2010年4月27日(火)~5月23日(日)〕でした(2010年5月3日の日記参照)。
※静岡市東海道広重美術館の平成22年度の展覧会スケジュール:http://www.city.shizuoka.jp/000096364.pdf

[2010年5月3日(月)撮影]
歌川広重(安藤広重)は、生涯に20種以上の“東海道”シリーズを制作しているそうです。
中でも、最初に出版された「保永堂版」、天保12(1841)年頃の「行書版」、嘉永2(1849)年頃の「隷書版」は“東海道三役”と呼ばれ、人気を博したとのことです。
この展覧会は、その内「行書版」と「隷書版」を見比べるものでした。
まず、「行書版」と「隷書版」でかなり風景が違っているのに驚きました。
保土ヶ谷では「隷書版」は雪景色になっていますし、箱根では「行書版」が夜景なのに対し、「隷書版」は日中の風景です。
また、沼津と興津ではいずれも「行書版」では富士山は描かれていませんが、「隷書版」では富士山が描かれています。
どちらかというと、「隷書版」の方が請った構図が多いように感じます。
岡部の風景はかなりデフォルメされていますし、原では富士山の頂上部が切れています。
私のお気に入りは、いずれも「行書版」の三島と由比と府中です。
いずれも遠近法が巧みに取り入れられています。
※『東海道五十三次之内 三島宿(行書版)」:紀州博物館のサイトから
前期の展示〔2010年4月27日(火)~5月23日(日)〕は、日本橋から掛川まででした。
袋井から京までは、後期の展示〔2010年5月25日(火)~6月20日(日)〕となるとのことです。
静岡市東海道広重美術館は、平成6(1994)年に東海道の宿場町・由比宿の本陣跡地である由比本陣公園内に開館したとのことです。

[2010年5月3日(月)撮影]
訪れたのが、ちょうど由比桜えびまつりの当日だったこともあり、館の中も外も多くの人で賑わっていました。
ゴールデンウィークの真ん中の憲法記念日に静岡まで行った2番目の目的は、静岡市東海道広重美術館で開催中だった「見比べ! 広重の東海道五十三次と東海道図屏風」展〔前期:2010年4月27日(火)~5月23日(日)〕でした(2010年5月3日の日記参照)。
※静岡市東海道広重美術館の平成22年度の展覧会スケジュール:http://www.city.shizuoka.jp/000096364.pdf

[2010年5月3日(月)撮影]
歌川広重(安藤広重)は、生涯に20種以上の“東海道”シリーズを制作しているそうです。
中でも、最初に出版された「保永堂版」、天保12(1841)年頃の「行書版」、嘉永2(1849)年頃の「隷書版」は“東海道三役”と呼ばれ、人気を博したとのことです。
この展覧会は、その内「行書版」と「隷書版」を見比べるものでした。
まず、「行書版」と「隷書版」でかなり風景が違っているのに驚きました。
保土ヶ谷では「隷書版」は雪景色になっていますし、箱根では「行書版」が夜景なのに対し、「隷書版」は日中の風景です。
また、沼津と興津ではいずれも「行書版」では富士山は描かれていませんが、「隷書版」では富士山が描かれています。
どちらかというと、「隷書版」の方が請った構図が多いように感じます。
岡部の風景はかなりデフォルメされていますし、原では富士山の頂上部が切れています。
私のお気に入りは、いずれも「行書版」の三島と由比と府中です。
いずれも遠近法が巧みに取り入れられています。
※『東海道五十三次之内 三島宿(行書版)」:紀州博物館のサイトから
前期の展示〔2010年4月27日(火)~5月23日(日)〕は、日本橋から掛川まででした。
袋井から京までは、後期の展示〔2010年5月25日(火)~6月20日(日)〕となるとのことです。
静岡市東海道広重美術館は、平成6(1994)年に東海道の宿場町・由比宿の本陣跡地である由比本陣公園内に開館したとのことです。

[2010年5月3日(月)撮影]
訪れたのが、ちょうど由比桜えびまつりの当日だったこともあり、館の中も外も多くの人で賑わっていました。