2010/05/02 23:27:12
桑山美術館に行きました。
今日も名古屋は、汗ばむほどの晴天の一日でした。
桑山美術館(名古屋市昭和区)は、初代館長である桑山清一氏が収集した絵画、美術工芸品を展示している美術館として昭和56(1981)年4月に開館したとのことです。
春と秋の2回、所蔵品展が開催されているとのこと。現在は、所蔵日本画展「静寂なる空間-花鳥画から静物画ヘ-」〔2010年4月6日(火)~2010年7月4日(日)〕が開催中でした。

※桑山美術館の所蔵日本画展「静寂なる空間-花鳥画から静物画ヘ-」のページ:http://www.kuwayama-museum.jp/exhibition.htm
今回の展覧会は、日本画伝統的な花鳥画と静物画が展示されていました。
一階展示室に入ると、木村武山の『寒牡丹』が目を引きます。画面のほとんどが雪の白で、わずかに見える南天の実の赤と牡丹の花の色が印象的な作品です。
また、魚がまるで取れたてのように描かれている前田青邨の『川魚』も印象に残りました。
展示室の中央に展示されていた番浦史郎の『金彩菖蒲画盛鉢』はまるで琳派の絵のようでした。
二階展示室では、上村松篁の『紅雀』と川端龍子の『牡丹華』が印象的でした。
恥ずかしながら、私は川端龍子という画家を知りませんでした。展示説明によると、最初、西洋画を学んだものの、留学したアメリカでボストン美術館の日本画を見て、そのすばらしさに感動して、帰国後、日本画に転向した人だそうです。
彼の作品は、一階展示室にも、同じ牡丹を描いた『花王図』が展示されていました。
※川端龍子『花王図』:桑山美術館のサイトから
展示の説明も丁寧で、とても見やすい展覧会でした。
桑山美術館には初めて行きましたが、静かな住宅街の中にヨーロッパの古城をほうふつとさせるようなデザインの美術館がひっそりと建っていました。

連休中というのに、私が訪れた昼過ぎには他に入館者はいませんでした。
展示内容からいって、もっと多くの人が訪れても不思議ではない展覧会なので少し残念でしたが、個人的には静かにゆったりを鑑賞することができ、大満足のひとときでした。
今日も名古屋は、汗ばむほどの晴天の一日でした。
桑山美術館(名古屋市昭和区)は、初代館長である桑山清一氏が収集した絵画、美術工芸品を展示している美術館として昭和56(1981)年4月に開館したとのことです。
春と秋の2回、所蔵品展が開催されているとのこと。現在は、所蔵日本画展「静寂なる空間-花鳥画から静物画ヘ-」〔2010年4月6日(火)~2010年7月4日(日)〕が開催中でした。

※桑山美術館の所蔵日本画展「静寂なる空間-花鳥画から静物画ヘ-」のページ:http://www.kuwayama-museum.jp/exhibition.htm
今回の展覧会は、日本画伝統的な花鳥画と静物画が展示されていました。
一階展示室に入ると、木村武山の『寒牡丹』が目を引きます。画面のほとんどが雪の白で、わずかに見える南天の実の赤と牡丹の花の色が印象的な作品です。
また、魚がまるで取れたてのように描かれている前田青邨の『川魚』も印象に残りました。
展示室の中央に展示されていた番浦史郎の『金彩菖蒲画盛鉢』はまるで琳派の絵のようでした。
二階展示室では、上村松篁の『紅雀』と川端龍子の『牡丹華』が印象的でした。
恥ずかしながら、私は川端龍子という画家を知りませんでした。展示説明によると、最初、西洋画を学んだものの、留学したアメリカでボストン美術館の日本画を見て、そのすばらしさに感動して、帰国後、日本画に転向した人だそうです。
彼の作品は、一階展示室にも、同じ牡丹を描いた『花王図』が展示されていました。
※川端龍子『花王図』:桑山美術館のサイトから
展示の説明も丁寧で、とても見やすい展覧会でした。
桑山美術館には初めて行きましたが、静かな住宅街の中にヨーロッパの古城をほうふつとさせるようなデザインの美術館がひっそりと建っていました。

連休中というのに、私が訪れた昼過ぎには他に入館者はいませんでした。
展示内容からいって、もっと多くの人が訪れても不思議ではない展覧会なので少し残念でしたが、個人的には静かにゆったりを鑑賞することができ、大満足のひとときでした。