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およそ10日ぶりに夏目漱石の『夢十夜』の紹介を再開します。
今日は第六夜です。
この話も結構有名で、教科書に載っていたこともあるようです。
この話にはきちんとした落ちがあり、教訓を読み取ることもできます。…ゆえに、その解釈はいくつも示されています。


 『夢十夜・第六夜』(夏目漱石)


運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでいると云う評判だから、散歩ながら行って見ると、
自分より先にもう大勢集まって、しきりに下馬評をやっていた。
山門の前五六間の所には、大きな赤松があって、
その幹が斜めに山門の甍を隠して、遠い青空まで伸びている。
松の緑と朱塗の門が互いに照り合ってみごとに見える。
その上松の位地が好い。
門の左の端を眼障にならないように、斜に切って行って、
上になるほど幅を広く屋根まで突出しているのが何となく古風である。
鎌倉時代とも思われる。
ところが見ているものは、みんな自分と同じく、明治の人間である。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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