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今日の名古屋は、冬晴れでした。

今日の名古屋快晴で、最高気温も16.3℃まで上がり、穏やかな冬晴れの一日でした。

今日は、そんな冬晴れの一日を描いた与謝野晶子の詩を紹介します。


冬晴 (與謝野晶子

今日もよい冬晴、
硝子障子にさし入るのは
今、午前十時の日光、
おまけに暖炉(ストオヴ)の火が
適度に空内を温めてゐる。

わたしは平和な気分で坐る。
今日一日外へ出ずに済むことが
なんとわたしを落ち著かせることか。
でも為事が山を成してゐる、
せめてこの二十分を楽まう。

硝子越しに見る庭の木、
みな落葉した裸の木、
うす桃色に少し硬く光つて、
幹にも小枝までにも
その片面が日光を受けてゐる。

こんな日に何を書かう、
論じるなんて醜いことだ。
他に求める心があるからだ。
自然は求めてゐない、
その有るが儘に任せてゐる。

わたしは此のひまに歌はう、
冬至梅に三四点の紅が見える、
白い椿も咲きはじめた、
花の頬と香りの声で
冬の日にも自然は歌つてゐる。

裸の木の上には青空、
それがまろく野のはてにまで
お納戸いろを垂れてゐる。
二階へ上がつたら
富士もまつ白に光つてゐよう。



こんな日にガラス越しの陽だまりで、日向ぼっこでもすると本当に気持ちよいでしょうね。
日がな一日、そんな場所で本を読むのが、現在の私の理想の一日です。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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