2009/11/24 21:28:18
名古屋ボストン美術館に行きました。
日曜日(2009年11月22日)に名古屋ボストン美術館に「愛と美の女神 ヴィーナス -ギリシア神話から現代へ-」(2009年7月18日~2009年11月23日)を見に行きました。
※名古屋ボストン美術館のサイトの「愛と美の女神 ヴィーナス -ギリシア神話から現代へ-」のページ:http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/past/venus-200907/outline.html

[2009年11月22日(日)撮影]
この展覧会は、アメリカのボストン美術館が所蔵する古代から現代まで5000年にわたる作品135点によってヴィーナスにまつわる神話や信仰を紹介し、この女神の姿の変遷をたどりつつ、その素顔に迫るものだそうです。
展示室に入ると、今回の展覧会の目玉展示でポスターやパンフレットにも使われているアメリカ・ボストン美術館の至宝「アフロディーテ頭部」が展示されていました。
白い大理石の頬に柔和な微笑みを湛えたこの「アフロディーテ頭部」(通称「バートレットの頭部」)は、ルーブル美術館の「ミロのヴィーナス」よりも古く、紀元前330年頃のギリシアの貴重な原作で、アフロディーテ像の顔としては最も美しいと評されているそうです。
※「アフロディーテ頭部(バートレットの頭部)」:名古屋ボストン美術館のサイトから
展示は、5つのコーナーに分かれていました。
1 ヴィーナスの起源:オリエントの女神たち
ここでは、ヴィーナスは、そもそもギリシア神話のアフロディーテであり、その起源は紀元前3000年紀のメソポタミアにまでたどることができることが紹介され、メソポタミアやエジプトの遺跡の出土品が展示されていました。
2 ヴィーナスと神話
ここでは、ヴィーナスが海の泡から誕生したという神話や、パリスの審判などのヴィーナスにまつわる神話が紹介され、それらを描いた絵画や工芸品が展示されていました。
絵画では、ニコラ・プッサンの「マルスとヴィーナス」のエロティックな描写が印象的でした。
工芸品では、パリスの審判を題材にした絵が描かれている古代ギリシアの「双耳壺(アンフォラ)」の美しさも目を引きました。
※「マルスとヴィーナス」(ニコラ・プッサン):名古屋ボストン美術館のサイトから
※「双耳壺(アンフォラ)」:名古屋ボストン美術館のサイトから
3 ヴィーナスと美
ここでは、ヴィーナスが美の象徴となったため、人々がヴィーナスに理想の女性美を求めた結果、時代と共にヴィーナスの姿は変遷することになったことが紹介され、時代の美を象徴する美術作品が展示されていました。
現代のヴィーナスということで展示されていたフェルナンド・ボテロの「ヴィーナス」は、あまりの存在感に圧倒され、目に焼きついてしまいました。
※「ヴィーナス」(フェルナンド・ボテロ):ボストン美術館のサイトから
4 愛と結婚
ここでは、結婚の守護神としてのヴィーナスが紹介され、結婚式で用いる壺などが展示されていました。
5 ヴィーナスと信仰
ここでは、信仰の対象としてのヴィーナスが紹介され、ギリシアやローマの遺跡から出土したヴィーナスへの奉納品などの遺品が展示されていました。
ローマ時代のコインも数多く展示されていました。
この展覧会では、コインだけでなく、小さな展示物ではルーペを使って見ることができるようになっており、親切な展示方法だと思いました。

[2009年11月22日(日)撮影]
会期が残り2日ということもあり、館内はかなり混雑していました。
日曜日(2009年11月22日)に名古屋ボストン美術館に「愛と美の女神 ヴィーナス -ギリシア神話から現代へ-」(2009年7月18日~2009年11月23日)を見に行きました。
※名古屋ボストン美術館のサイトの「愛と美の女神 ヴィーナス -ギリシア神話から現代へ-」のページ:http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/past/venus-200907/outline.html

[2009年11月22日(日)撮影]
この展覧会は、アメリカのボストン美術館が所蔵する古代から現代まで5000年にわたる作品135点によってヴィーナスにまつわる神話や信仰を紹介し、この女神の姿の変遷をたどりつつ、その素顔に迫るものだそうです。
展示室に入ると、今回の展覧会の目玉展示でポスターやパンフレットにも使われているアメリカ・ボストン美術館の至宝「アフロディーテ頭部」が展示されていました。
白い大理石の頬に柔和な微笑みを湛えたこの「アフロディーテ頭部」(通称「バートレットの頭部」)は、ルーブル美術館の「ミロのヴィーナス」よりも古く、紀元前330年頃のギリシアの貴重な原作で、アフロディーテ像の顔としては最も美しいと評されているそうです。
※「アフロディーテ頭部(バートレットの頭部)」:名古屋ボストン美術館のサイトから
展示は、5つのコーナーに分かれていました。
1 ヴィーナスの起源:オリエントの女神たち
ここでは、ヴィーナスは、そもそもギリシア神話のアフロディーテであり、その起源は紀元前3000年紀のメソポタミアにまでたどることができることが紹介され、メソポタミアやエジプトの遺跡の出土品が展示されていました。
2 ヴィーナスと神話
ここでは、ヴィーナスが海の泡から誕生したという神話や、パリスの審判などのヴィーナスにまつわる神話が紹介され、それらを描いた絵画や工芸品が展示されていました。
絵画では、ニコラ・プッサンの「マルスとヴィーナス」のエロティックな描写が印象的でした。
工芸品では、パリスの審判を題材にした絵が描かれている古代ギリシアの「双耳壺(アンフォラ)」の美しさも目を引きました。
※「マルスとヴィーナス」(ニコラ・プッサン):名古屋ボストン美術館のサイトから
※「双耳壺(アンフォラ)」:名古屋ボストン美術館のサイトから
3 ヴィーナスと美
ここでは、ヴィーナスが美の象徴となったため、人々がヴィーナスに理想の女性美を求めた結果、時代と共にヴィーナスの姿は変遷することになったことが紹介され、時代の美を象徴する美術作品が展示されていました。
現代のヴィーナスということで展示されていたフェルナンド・ボテロの「ヴィーナス」は、あまりの存在感に圧倒され、目に焼きついてしまいました。
※「ヴィーナス」(フェルナンド・ボテロ):ボストン美術館のサイトから
4 愛と結婚
ここでは、結婚の守護神としてのヴィーナスが紹介され、結婚式で用いる壺などが展示されていました。
5 ヴィーナスと信仰
ここでは、信仰の対象としてのヴィーナスが紹介され、ギリシアやローマの遺跡から出土したヴィーナスへの奉納品などの遺品が展示されていました。
ローマ時代のコインも数多く展示されていました。
この展覧会では、コインだけでなく、小さな展示物ではルーペを使って見ることができるようになっており、親切な展示方法だと思いました。

[2009年11月22日(日)撮影]
会期が残り2日ということもあり、館内はかなり混雑していました。