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今日は今年3回目の13日の金曜日です。

13日の金曜日は、年に必ず1回はあるそうで、今年(2009年)は、2月、3月、11月の3回あります。
また、13日の金曜日を不吉な日とするのは、イギリスアメリカなどの英語圏の国ドイツぐらいなようです。
13日の金曜日が不吉な日とされたのは、最後の晩餐に参加したのが13人であったことから、13が不吉な数とされたことと、キリストが磔刑になったのが金曜日であったことから、金曜日も不吉な日とされたことが、合体したという説が有力なようです。

今日は、不吉な金曜日についての寺田寅彦の随筆を紹介します。
ちなみに、文中に出てくる“ノトリアス”は、英語notoriousのことで、この場合“悪名高い”と訳すのが適切だと思います。

金曜日」(寺田寅彦)〔『時事雑感』から〕

 総理大臣が乱暴な若者に狙撃された。それが金曜日であった。前にある首相が同じ駅で刺されたのが金曜日、その以前に某が殺されたのも金曜日であった。不思議な暗合であるというような話がもてはやされたようである。実際そう言われればだれでもちょっと不思議な気がしないわけには行かないであろう。
 ある特定の事がらが三回相互に無関係に起こるとする。そうしてそのおのおのが七曜日のいずれに起こる確率も均等であると仮定すれば、三度続けて金曜日に起こるという確率は七分の一の三乗すなわち三百四十三分の一である。しかしこれはまた、木曜が三度来る確率とも同じであり、また任意の他の組み合わせたとえば、「木金土」、「月水金」……となるのとも同じである。しかしもしこれがたとえば木金土という組み合わせで起こったとしたら、だれも不思議ともなんとも思わないであろう。それだのに、同じ珍しさの「金金金」を人は何ゆえ不思議がるであろうか。
 三百四十三の場合の中で「同じ」名前の三つ続く場合は七種、これに対して「三つとも同じではない」場合が三百三十六種、従って二つの場合の種別数の比は一対四十八である。人々の不思議はこの対比から来ることは明らかである。
 三つ同じという場合だけを特に取り出して一方に祭り上げ、同じでないというのを十把ひとからげに安く踏んで同じ所へ押し込んでしまうということは、抽象的な立場からは無意味であるにかかわらず人間的な立場からはいろいろの深い意味があるように思われる。これを少し突っ込んで考えて行くとずいぶん重大な問題に触れて来るようである。しかし今それをここで取り扱おうというのではない。
 現在の「金曜三つ」の場合でも、人々は通例同様の事件でしかも金曜以外の日に起こったのは、はじめから捨ててしまって問題にしないのである。そうして金曜に起こったのだけを拾い出して並べて不思議がるのが通例である。この点が科学者の目で見た時に少しおかしく思われるのである。今度の場合が偶然ノトリアスに有名な「金曜」すなわち耶蘇の「金曜」であったので、それで、「曜」が問題になり、前の首相の場合を当たってみると、それがちょうどまた金曜であった。そうして過去の中からもう一つの「金曜」が拾い出されたというのが、実際の過程であろう。




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【13日の金曜日】
やはり、イベントの日取りとしては、避けたいですね。
こちらは気温も低く、雨が降り・・・
コンサート自体は成功しましたが。



【Re: 13日の金曜日】
草笛さん、コメントありがとうございます。

せっかくのコンサートの日が雨で残念でしたね。
でも成功ということですから、“13日の金曜日”という迷信(?)には負けなかったということですね。
まあ、14日も三隣亡のようですから、こういうことを気にしだすとイベントの日取りが決められなくなってしまうような気がします。

また、遊びに来てください。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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