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今日から、夏目漱石の『夢十夜』を一夜ずつ紹介します。

『夢十夜・第一夜』(夏目漱石)

こんな夢を見た。
腕組をして枕元に坐っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。
女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかな瓜実顔をその中に横たえている。
真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。
とうてい死にそうには見えない。
しかし女は静かな声で、もう死にますと判然云った。
自分も確にこれは死ぬなと思った。




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【女の目】
はるままさん、コメントありがとうございます。

難しい質問です。
私は、「夢十夜」は、漱石が解釈を読者に委ねた作品だと思っています。
したがって、読者が自由に解釈すれば良いのだと思います。

私は、女性の眸の自分の姿を写っているのを発見した主人公が、女性はもう死にますと言っているのだから、目を開けているだけで実際にはもう自分は見えていないのか、あるいは、まだ自分の姿が見ているのかを確認したかったのだと素直に解釈しています。

はるままさんは、どう思いますか?
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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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