2007/05/18 23:36:42
「團十郎切腹事件」を読みました。
「團十郎切腹事件 中村雅楽探偵全集1」(戸板康二著、創元推理文庫、1200円、2007年2月28日発売)を遅ればせながら、読了しました。
それにしても、この本は600ページを超えており、分厚くて通勤の地下鉄で読むのが大変でした。
それに値段が高い! この全集は全5巻の予定なので、全部買い揃えると6000円にもなってしまう!…と思っていたら、第2集は1500円だった!
話は、引退同然となった老歌舞伎役者・中村雅楽が、懇意の新聞記者・竹野が持ち込む不思議な事件の謎を解き明かすという短編。
表題の「團十郎切腹事件」は直木賞受賞作で、歴史上の事件を入院中の雅楽が解き明かすもの。
文章は、古めかしいところもあるけど、とても読みやすい文章です。
ただ、歌舞伎の演目がいろいろ出てくるので、歌舞伎に興味のない人は辟易するところがあるかもしれません。
歌舞伎の舞台の記事が、一般紙に大きく掲載されていたり、テレビ放送がまだないというような当時の世相を感じることができます。
私は、以前アンソロジーなどで読んだことがあるものの、まとまって読むのはこれが初めてでした。
昭和50年代後半に2時間ドラマにもなったようですが、こちらも見た記憶がありません。
当時、本格ミステリという位置づけだったようですが、作者は論理性やトリックをあまり重視していないのではないかというのが感想です(トリックが粗雑という意味では決してありません。念のため)。
私も最近、トリックより探偵役に人間的な魅力のある作品の方に惹かれるので、その意味でもこの作品はつぼにはまっています。
これからの4冊(第2集は既に発売されていますが…)が、とても楽しみです。
「團十郎切腹事件 中村雅楽探偵全集1」(戸板康二著、創元推理文庫、1200円、2007年2月28日発売)を遅ればせながら、読了しました。
それにしても、この本は600ページを超えており、分厚くて通勤の地下鉄で読むのが大変でした。
それに値段が高い! この全集は全5巻の予定なので、全部買い揃えると6000円にもなってしまう!…と思っていたら、第2集は1500円だった!
話は、引退同然となった老歌舞伎役者・中村雅楽が、懇意の新聞記者・竹野が持ち込む不思議な事件の謎を解き明かすという短編。
表題の「團十郎切腹事件」は直木賞受賞作で、歴史上の事件を入院中の雅楽が解き明かすもの。
文章は、古めかしいところもあるけど、とても読みやすい文章です。
ただ、歌舞伎の演目がいろいろ出てくるので、歌舞伎に興味のない人は辟易するところがあるかもしれません。
歌舞伎の舞台の記事が、一般紙に大きく掲載されていたり、テレビ放送がまだないというような当時の世相を感じることができます。
私は、以前アンソロジーなどで読んだことがあるものの、まとまって読むのはこれが初めてでした。
昭和50年代後半に2時間ドラマにもなったようですが、こちらも見た記憶がありません。
当時、本格ミステリという位置づけだったようですが、作者は論理性やトリックをあまり重視していないのではないかというのが感想です(トリックが粗雑という意味では決してありません。念のため)。
私も最近、トリックより探偵役に人間的な魅力のある作品の方に惹かれるので、その意味でもこの作品はつぼにはまっています。
これからの4冊(第2集は既に発売されていますが…)が、とても楽しみです。


