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今日の謡の稽古は、『藤永』の3回目。

の稽古は、およそ3か月半ぶり(2009年3月14日の日記参照)となる『藤永』の3回目でした。
今日の場面は、芦屋の里で宿を借りた修行僧姿の最明寺時頼が、叔父藤永に押領された領地を月若丸に取り戻すと鳴尾某に約束し、折から舟遊びをしている藤永のもとに出かける場面です。

ワキ「かようの重書をばおん持ちありながら。
   何とて鎌倉に上り御沙汰は候わぬぞ。

ワキツレ「さん候沙汰申したくは候えども。
   最明寺殿さえ修行におん出で候ほどに。是非に及ばず候。

ワキ「今夜宿を貸したまいたるその報恩に。
   この人を三日がうちに世に立て申そうずるはいかに。

ワキツレ「これは仰せにて候えども。
   さようのおん姿にてはさらに承引申しがたく候。

ワキ「われも存ずる子細の候いてかように申し候。
ワキツレ「さらば世に立て申されてたまわり候え。
ワキ「さて藤永殿の館はいずくにて候ぞ。
ワキツレ「あれなる在所にて候が。
   今日は舟遊びの由申し候ほどに。
   浦へおん出であってご対面候え。

ワキ「心得申して候。
シテ「これは芦屋の藤永なり。今日は日もうららに候ほどに。
   浦に出で舟遊びをし。心を慰まばやと存じ候。
   いかに誰かある。

太刀持「御前候。
シテ「あの灘あたって。鼓太鼓の音の聞こうるは何事ぞ。
太刀持「あれは松風波の音にて候。
シテ「いやいや松風にても波の音にてもなし。
   また、笛も聞こうるは。立ち越え聞きて来たり候え。

太刀持「畏って候。
太刀持「いかに申しあげ候。承りて候えば。鳴尾殿の酒迎えの由申し候。
シテ「さらばこれにて待とうずるにて候。
地謡「河岸の。河岸の。根じろの。柳あらわれにけり。そうよのう。
シテ「あらわれて。
地謡「あらわれて。いつかは.君と。
ツレ「君と。
シテ「われと。
ツレ「われと。
シテ「君と。
地謡「枕定めぬ。やようがりもそうよのう
シテ・ツレ「御舟遊びの由承り及び。御迎いに参りて候。
シテ「これまでのおん出で祝着申して候。
シテ・ツレ「いかに能力。
能力「御前に候。
シテ・ツレ「何にても一曲仕り候え。
能力「畏って候。
<狂言小舞>
能力「この扇を藤永殿にさし上ぎょう。一さし御舞い候え。
シテ・ツレ「近頃面白き折されば藤永殿ひとさしおん舞い候え。
シテ「吉野竜田の花もみじ。
地謡「更科越路の。月雪。
<破ガカリ 男舞>


舞囃子三輪』の稽古は、今日から通しの稽古になりました。

来月13日の申合せまでに形にできるかどうか心配です。



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