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今日は、野口雨情の命日です。

野口雨情は、わが国を代表する童謡の作詞家で、昭和20(1945)年の1月27日に疎開先の栃木県河内郡姿川村鶴田(現在の宇都宮市)で亡くなりました。62歳でした。
十五夜お月さん』や『七つの子』、『赤い靴』、『シャボン玉』など、現在も多くの人に親しまれているたくさんの歌を残しました。

今日は、私の一番好きな『青い眼の人形』を紹介します。

青い眼の人形』(野口雨情)

青い眼をした
お人形は
アメリカ生れの
セルロイド

日本の港へ
ついたとき
一杯涙を
うかべてた

「わたしは言葉が
わからない
迷ひ子になつたら
なんとせう」

やさしい日本の
嬢ちやんよ
仲よく遊んで
やつとくれ


この詩は、児童雑誌『金の船』の大正10(1921)年12月号に発表され、これに本居長世〔もとおりながよ〕が、エキゾチックな感じのするメロディをつけて大ヒットしました。
ちなみに発表時の題名は、『青い目の人形』だったようです。
野口雨情本居長世のコンビによるヒット曲は、他に『七つの子』[大正10(1921)年]と『赤い靴』[大正11(1922)年]が知られています。
この歌は、雨情の三女で、当時2歳だった香穂子さんが、セルロイド製のキューピーと遊んでいる情景のを見てこの詞を書いたと伝わっています。
この曲のヒットにより、セルロイド製の青い眼の人形も大流行したのことです。



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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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