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「思い立ったが吉日」とは、

何かしようと思い立った日が、それをするのによい日である。思い立ったらすぐにやるのがよい。”という意味の慣用句です。

江戸時代からよく使われてきた言い回しだそうですが、「思い立つ日を吉日」という言い方が、唐船』、狂言川上』、幸若舞築島』にあり、これを出典とする説もあるようです。

唐船』から

ソンシ、ソイウ「唐土船の楫枕。夢路ほどなき。名残かな。
   これは唐土明州の津に。
   そんしそいうと申す兄弟の者なり。
   さてもわが父官人は。ひと年日本の賊船にとらわれ。
   きのうきょうとは思えども。十三回にはやなりぬ。
   あまりに父の恋しさに。いまだこの世にましまさば。
   今一度対面申さんと。
   思い立つ日を吉日と.船のとも綱.ときはじめ。
   明州河を.おし渡り。明州河を.おし渡り。
   海まんまんと分け行けば。はや日の本もほの見えて。
   心づくしの果にある。忍びし妻を.松浦潟。
   波路はるかに行くほどに。
   名にのみ聞きし筑紫路や.箱崎に早く着きにけり.箱崎に早く.着きにけり。


唐船』のあらまし:http://www.syuneikai.net/tousen.htm

1月11日に開催される第37回名古屋春栄会では、連吟で『唐船』のキリの部分が謡われる予定です。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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