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今日の謡の稽古は『唐船』の5回目。

今日の名古屋は、冬晴れの寒い一日でした。
の稽古は『唐船』の5回目で、今日の場面は、祖慶官人が、祖国に残してきた二人の息子、ソンシソイウとともに帰国しようとするも、日本子二人は連れて行けないと言われ、悩む場面です。

舟子「いかに申し候。いちだんの追風がおりて候。
   急ぎお船に召され候え。
ソンシ「いかに申し候。追風がおりて候。
   急ぎお船に召され候え。

シテ「さらばやがて乗ろうずるにて候。
日本子「あら悲しやわれをも連れておん入り候え。
シテ「げにげに出船の習い。汝らがことをはったと忘れて候。
   急ぎ船に乗り候え。

ワキ「暫く。汝らことはこの所にて生れ訴訟の者なり。
   いつまでも某が召し使うずるぞ。こなたへ来たり候え。

日本子(二人)「あら情なのおん事や。大和なでしこの花だにも。
   同じ種とて唐土の。唐紅に咲く物を。薄くも濃くも花は花。
   情なくこそ候えとよ。

ワキ「とかくの問答無益なり。ことさら出船の門出なれば。
   叶うまじいにてあるぞよと。

ソンシ、ソイウ「時刻うつりて叫うまじ。急ぎお船に召されよと。
   はやとも綱をとくとくと。

シテ「呼ぶ子もあれば。
日本子(二人)「とリ止むる。
シテ「中に留まる.父ひとり。
地謡「たつぎも知らず泣きいたり。
   身もがな二つ箱崎の.うらめしの心づくしや。
   たとえば親の子を思うこと。人倫に限らず。
   焼け野の雉子夜の鶴。梁の燕も。みな子ゆえにぞ.もの思え。

〔クセ〕
   いわんやわれはさなきだに。明日をも知らぬ老の身の。
   子ゆえに捨てん命は何なかなかに惜しからじと。

シテ〔上羽〕「今は思えばとにかくに。
地謡「船にも乗るまじ留まるまじと。
   巌にあがりて十念しすでに憂き身を投げんとす。
   唐土や日の本の。子どもは左右にとり付きて。
   これをいかにと悲しめば。
   さすが心もよわよわとなりぬることぞ.悲しき。


今日の部分は、独吟でもよく謡われる部分で、第37回名古屋春栄会では、女性会員による連吟で謡われます。



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kinkun

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