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今日の謡の稽古は『唐船』の4回目。

今日は、多少体調が回復したようだったので、稽古に出かけました。

の稽古は『唐船』の4回目で、今日の場面は、祖慶官人が、福岡・箱崎で、祖国に残してきた二人の息子、ソンシソイウに再開する場面です。

シテ「これは思いもよらぬ事を仰せ候ものかな。
   さてその船はいずくにござ候ぞ。

ワキ「さらばこなたへ来たり候え。船を見しょうずるにて候。
   あの沖にかかりたる船にて候。

シテ「げにこれは疑いもなき唐土に残し置きたる船にて候。
ワキ「さらば急ぎ兄弟の者に対面つかまつり候え。
シテ「いやこの体にては子ながらも余りに恥ずかしく候ほどに。
   対面は思いもよらず候。

ワキ「いやいや苦しからぬこと。急いで対面候え。
シテ「さらばひき繕うてたまわり候え。
〔物着〕
シテ「いかにあれなるは唐土に残しおきたる兄弟の者か。
ソンシ、ソイウ「さん候童われらはそんしそいうなり。
シテ「これはそも夢か夢ならば。
ソンシ、ソイウ「所は箱崎。
シテ「明けやせん。
地謡「春宵一刻その値。
   千金も何ならず.子ほどの宝よもあらじ。唐土は心なき。
   夷の国と聞きつるに。かほどの孝子ありけるよと。
   日本人も随喜せり。とうとや箱崎の神も納受.したもうか。


今日は、見学の方があり、その前での稽古だったので、少し緊張していまいました。



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kinkun

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