2008/12/20 20:25:44
今日の謡の稽古は『唐船』の4回目。
今日は、多少体調が回復したようだったので、稽古に出かけました。
謡の稽古は『唐船』の4回目で、今日の場面は、祖慶官人が、福岡・箱崎で、祖国に残してきた二人の息子、ソンシとソイウに再開する場面です。
シテ「これは思いもよらぬ事を仰せ候ものかな。
さてその船はいずくにござ候ぞ。
ワキ「さらばこなたへ来たり候え。船を見しょうずるにて候。
あの沖にかかりたる船にて候。
シテ「げにこれは疑いもなき唐土に残し置きたる船にて候。
ワキ「さらば急ぎ兄弟の者に対面つかまつり候え。
シテ「いやこの体にては子ながらも余りに恥ずかしく候ほどに。
対面は思いもよらず候。
ワキ「いやいや苦しからぬこと。急いで対面候え。
シテ「さらばひき繕うてたまわり候え。
〔物着〕
シテ「いかにあれなるは唐土に残しおきたる兄弟の者か。
ソンシ、ソイウ「さん候童われらはそんしそいうなり。
シテ「これはそも夢か夢ならば。
ソンシ、ソイウ「所は箱崎。
シテ「明けやせん。
地謡「春宵一刻その値。
千金も何ならず.子ほどの宝よもあらじ。唐土は心なき。
夷の国と聞きつるに。かほどの孝子ありけるよと。
日本人も随喜せり。とうとや箱崎の神も納受.したもうか。
今日は、見学の方があり、その前での稽古だったので、少し緊張していまいました。
今日は、多少体調が回復したようだったので、稽古に出かけました。
謡の稽古は『唐船』の4回目で、今日の場面は、祖慶官人が、福岡・箱崎で、祖国に残してきた二人の息子、ソンシとソイウに再開する場面です。
シテ「これは思いもよらぬ事を仰せ候ものかな。
さてその船はいずくにござ候ぞ。
ワキ「さらばこなたへ来たり候え。船を見しょうずるにて候。
あの沖にかかりたる船にて候。
シテ「げにこれは疑いもなき唐土に残し置きたる船にて候。
ワキ「さらば急ぎ兄弟の者に対面つかまつり候え。
シテ「いやこの体にては子ながらも余りに恥ずかしく候ほどに。
対面は思いもよらず候。
ワキ「いやいや苦しからぬこと。急いで対面候え。
シテ「さらばひき繕うてたまわり候え。
〔物着〕
シテ「いかにあれなるは唐土に残しおきたる兄弟の者か。
ソンシ、ソイウ「さん候童われらはそんしそいうなり。
シテ「これはそも夢か夢ならば。
ソンシ、ソイウ「所は箱崎。
シテ「明けやせん。
地謡「春宵一刻その値。
千金も何ならず.子ほどの宝よもあらじ。唐土は心なき。
夷の国と聞きつるに。かほどの孝子ありけるよと。
日本人も随喜せり。とうとや箱崎の神も納受.したもうか。
今日は、見学の方があり、その前での稽古だったので、少し緊張していまいました。