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ゆめつくり狂言会に行きました。

昨夜(2008年9月20日)、名古屋能楽堂で行われた名古屋城本丸御殿復元着工記念の「ゆめつくり狂言会 夜の部」に行きました。
「昼の部」では、佐藤友彦師により本丸御殿の新作狂言『夢つくり(ゆめつくり)』が演じられたようですが、私がみた『夜の部』では、次の3曲が演じられました。

末広かり(すえひろがり)
    果報者 野村万蔵   太郎冠者 野村扇丞
                  都の者 野村萬


※あらすじ(番組の曲目解説から)
天下納まり目出度いお正月。一族の節会の引出物として、召使いの太郎冠者に、都へ末広かりを買いに行かせる。しかし都へ着いた太郎冠者。末広かりが何処にあるのか聞かずに来てしまった事に気付く。「末広かり買おう・末広かり買おう」と大声で呼び歩く太郎冠者を、都のすっぱ(小悪人)が見逃すはずもなく、言葉巧みに古い唐傘を売りつける。
良い末広かりが手に入ったと喜んで帰る太郎冠者だが…。「傘をさすなる春日山・是も神の誓いとて・人が傘をさすなら・我れも傘をさそうよ・げにもさありやようがりもそよの」。この囃子物が楽しく目出度い脇狂言を代表する曲目。


この『末広かり』は、太郎冠者文字色を騙す都の者の口上のコンゲームconfidence gameの面白さが一つの見どころです。
さすがに野村萬師の演じる都の者の口上には円熟味と軽妙さが感じられました。
また、もう一つの見どころである太郎冠者の謡に引き込まれて、怒っていたはずの果報者(主人)も一緒に謡い、踊りだす場面では野村万蔵師と野村扇丞師の息もぴったりで楽しさが身体全体から感じられました。

井杭(いぐい)
    算置 野村小三郎   何某 野口隆行
                  井杭 野村信朗


※あらすじ(番組の曲目解説から)
何某を訪れる度に、扇で頭を張られる子どもの井杭。清水の観世音にお願いすると、お告げにより頭巾を賜わった。この頭巾を持って何某を訪ねる井杭。何とこの頭巾は、これをかぶると透明人間になるという不思議な頭巾であった。急に姿を消した井杭を何某が探し求める所へ、折良く算置(占師)が通り掛る。何某は算置を招じ入れ、「失せ物を探してほしい」と頼む。「この曇りのない鏡のようなお座敷に失せ物とは…」といぶかりつつ算木を置く占師だが…。勿体ぶって算を置く算置。いたずらを重ねる井杭。子方の井杭が活躍するファンタスティックな曲。

井杭』では、井杭を演じた野村信朗(のむら・のぶかた)君の演技が光っていました。
この狂言は、被ると姿が見えなくなる頭巾をもらった井杭が大人たちにいたずらするという話なので、いかにして姿が見えていないことを、実際には観客に姿が見ている中で演じるかが重要で、井杭役の子方の演技力に全てがかかっている演目といっても言い過ぎではないと思います。
今回は、野村信朗君の7歳(もしかするともう8歳かも?)とは思えない芸達者な演技に魅了されました。



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kinkun

Author:kinkun
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