2008/09/19 20:26:17
マリモ展示観察センターでマリモを見ました。
マリモ展示観察センターは、天然のマリモが生息しているチュウルイ湾の沖合いにある阿寒湖の4つの島の一つチュウルイ島にあるマリモの展示施設です。
この施設は、特別天然記念物のマリモをじっくり観察でき、詳しい生態についても学べる施設ですが、遊覧船などの船を利用しないと行くことができません。
阿寒湖の湖上遊覧では、チュウルイ島に15分止まるので、その間に見学するのが最も一般的なようです。
私も湖上遊覧の途中で見学しました。

巨大マリモが展示されていて驚きました。

ここで見学できるマリモは、春に阿寒湖で採取され、秋には湾に戻されるとのことでした。

なお、阿寒湖の湖面の凍結する冬には、このセンターは閉鎖されるそうです。

マリモ(毬藻)は、学名はAegagropila Linnaeiで、球状の集合体を作ることで知られている淡水性の緑藻の一種だそうです。
特に阿寒湖に生育するマリモは、美しい球状体を作るため、大正10(1921)年に天然記念物、昭和27(1952)年に国の特別天然記念物に指定されています。
マリモは、球状の集合体を形成していますが、球状体一つがマリモの一個体というわけではないそうで、この球状体を構成する細い繊維(糸状体)の一つ一つがマリモの個体とのことです。
したがって、一般的に目にする球状のマリモは、マリモの集合体だそうです。
日本では明治30(1897)年に札幌農学校の川上瀧彌〔かわかみ・たきや〕が阿寒湖のシュリコマベツ湾で発見し、その形から“マリモ(毬藻)”という名をつけたととのこと。
なお、カール・フォン・リンネ Carl von Linneが、スウェーデンのダンネモーラ湖からマリモ(linnaei)を採取して、学名をつけたのは1753年だそうです。
阿寒湖では、現在、大型マリモは北部の二つの湾に生息しているだけとのことです。
そのうちの一つがチュウルイ島のある阿寒湖で、大型マリモが多く、直径20~30cmのマリモもいるそうです。
もう一つが、キネタンベ湾で、この二つの湾は現在立ち入り禁止になっているとのことでした。
なお、最初にマリモの発見されたシュリコマベツ湾のマリモは、昭和20年代に絶滅したそうです。
でもなぜ丸くなるのでしょう。不思議ですね。
[2008年9月6日(土):北海道釧路市阿寒町にて]
マリモ展示観察センターは、天然のマリモが生息しているチュウルイ湾の沖合いにある阿寒湖の4つの島の一つチュウルイ島にあるマリモの展示施設です。
この施設は、特別天然記念物のマリモをじっくり観察でき、詳しい生態についても学べる施設ですが、遊覧船などの船を利用しないと行くことができません。
阿寒湖の湖上遊覧では、チュウルイ島に15分止まるので、その間に見学するのが最も一般的なようです。
私も湖上遊覧の途中で見学しました。

巨大マリモが展示されていて驚きました。

ここで見学できるマリモは、春に阿寒湖で採取され、秋には湾に戻されるとのことでした。

なお、阿寒湖の湖面の凍結する冬には、このセンターは閉鎖されるそうです。

マリモ(毬藻)は、学名はAegagropila Linnaeiで、球状の集合体を作ることで知られている淡水性の緑藻の一種だそうです。
特に阿寒湖に生育するマリモは、美しい球状体を作るため、大正10(1921)年に天然記念物、昭和27(1952)年に国の特別天然記念物に指定されています。
マリモは、球状の集合体を形成していますが、球状体一つがマリモの一個体というわけではないそうで、この球状体を構成する細い繊維(糸状体)の一つ一つがマリモの個体とのことです。
したがって、一般的に目にする球状のマリモは、マリモの集合体だそうです。
日本では明治30(1897)年に札幌農学校の川上瀧彌〔かわかみ・たきや〕が阿寒湖のシュリコマベツ湾で発見し、その形から“マリモ(毬藻)”という名をつけたととのこと。
なお、カール・フォン・リンネ Carl von Linneが、スウェーデンのダンネモーラ湖からマリモ(linnaei)を採取して、学名をつけたのは1753年だそうです。
阿寒湖では、現在、大型マリモは北部の二つの湾に生息しているだけとのことです。
そのうちの一つがチュウルイ島のある阿寒湖で、大型マリモが多く、直径20~30cmのマリモもいるそうです。
もう一つが、キネタンベ湾で、この二つの湾は現在立ち入り禁止になっているとのことでした。
なお、最初にマリモの発見されたシュリコマベツ湾のマリモは、昭和20年代に絶滅したそうです。
でもなぜ丸くなるのでしょう。不思議ですね。
[2008年9月6日(土):北海道釧路市阿寒町にて]