fc2ブログ
2022 / 08
≪ 2022 / 07   - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - -  2022 / 09 ≫

「明暗」連載、第1回。


大正5(1916)年の今日(5月26日)、夏目漱石の絶筆となる長編小説「明暗」の連載が朝日新聞で始まりました。
この連載は、漱石がこの年の12月9日に49歳で亡くなったため、188回(12月14日)で終了となり、「明暗」は未完の長編小説となります。

この回を読んだだけでは、主人公の津田の病気が何なのかはわかりません(わかる人にはわかるのかも?)が、津田の病気はです。
結核性の痔は、当時では結構重い病気だったそうで、治療に1年以上かかることも多かったようですし、場合によっては、命にかかわることもあったとのことです。
なお、現在では、結核の感染が激減したこともあり、ほとんど見られないそうです。


明暗」(夏目漱石) 



 医者は探りを入れた後で、手術台の上から津田を下した。
「やっぱり穴が腸まで続いているんでした。この前探った時は、途中に瘢痕の隆起があったので、ついそこが行きどまりだとばかり思って、ああ云ったんですが、今日疎通を好くするために、そいつをがりがり掻き落して見ると、まだ奥があるんです」
「そうしてそれが腸まで続いているんですか」
「そうです。五分ぐらいだと思っていたのが約一寸ほどあるんです」




read more▼


この記事へコメントする















脊椎 をサーチエンジンで検索し情報を集めてみると… ...

kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

07 | 2022/08 | 09
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -