2007/02/24 21:29:41
『三井寺』の謡の稽古は、
今日が4回目。2週間ぶりの稽古でした。
今日は、前回の続きで、有名な型の「月は山風ぞ」で始まる地謡から、間狂言をはさみ、千満の母が物狂いとなり、鐘をつこうとするところまででした。
この能の登場人物を紹介しておきます。
シテ:千満の母
子方:千満
ワキ:園城寺(三井寺)の住僧
ワキツレ:従僧二人
間狂言:園城寺(三井寺)の能力
ワキ「桂は実のる三五の暮。名高き月にあこがれて。
庭の木陰に休らえば。
シテ「おりしも今宵は三五夜中の新月の色。
二千里の外の古人の心。水の面に.照る月波を.数うれば。
秋も最中夜もなかば。所からさえ.面白や。
地謡「月は山風ぞ時雨に.鳰の海。風ぞ時雨鳰の海。
波も粟津の森見えて。
海越しの.かすかに向う影なれど月は真澄の鏡山。
山田矢走の渡し舟の。夜は通う人なくとも。
月の誘わばおのずから。
舟もこがれて出ずらん.舟人もこがれて出ずらん。
<間狂言>
狂言「はア、蜂がさいた。
シテ「わらわが鐘をつこうずるぞ。
狂言「これは人のつかぬ鐘にて候。
シテ「人のつかぬ鐘ならばなどおことはつくぞ。
狂言「それがしがつくこそ道理なれ。
この寺の鐘つく法師にてあるぞとよ。
シテ「あら面白の鐘の音やな。
わが古里にては常は清見寺の鐘をこそ聞き馴れしが。
これはさざ波や三井の古寺鐘はあれど。
昔にかえる声は聞こえず。
まことやこの鐘は秀郷とやらんの竜宮より。
取りて帰りし鐘なれば。竜女が成仏の縁にまかせて。
わらわも鐘を.つくべきなり。
地謡「影はさながら霜夜にて。月にや鐘は。さえぬらん。
前回同様、強吟と和吟が入れ替わる箇所があり、なかなか難しかったです。
仕舞『柏崎 道行』も3回目の稽古。2週間ぶりだったので、大分忘れていましたが、一応、最後まで進むことができました。
自分なりに、課題もいくつか明らかになったので、復習したいと思っています。
今日が4回目。2週間ぶりの稽古でした。
今日は、前回の続きで、有名な型の「月は山風ぞ」で始まる地謡から、間狂言をはさみ、千満の母が物狂いとなり、鐘をつこうとするところまででした。
この能の登場人物を紹介しておきます。
シテ:千満の母
子方:千満
ワキ:園城寺(三井寺)の住僧
ワキツレ:従僧二人
間狂言:園城寺(三井寺)の能力
ワキ「桂は実のる三五の暮。名高き月にあこがれて。
庭の木陰に休らえば。
シテ「おりしも今宵は三五夜中の新月の色。
二千里の外の古人の心。水の面に.照る月波を.数うれば。
秋も最中夜もなかば。所からさえ.面白や。
地謡「月は山風ぞ時雨に.鳰の海。風ぞ時雨鳰の海。
波も粟津の森見えて。
海越しの.かすかに向う影なれど月は真澄の鏡山。
山田矢走の渡し舟の。夜は通う人なくとも。
月の誘わばおのずから。
舟もこがれて出ずらん.舟人もこがれて出ずらん。
<間狂言>
狂言「はア、蜂がさいた。
シテ「わらわが鐘をつこうずるぞ。
狂言「これは人のつかぬ鐘にて候。
シテ「人のつかぬ鐘ならばなどおことはつくぞ。
狂言「それがしがつくこそ道理なれ。
この寺の鐘つく法師にてあるぞとよ。
シテ「あら面白の鐘の音やな。
わが古里にては常は清見寺の鐘をこそ聞き馴れしが。
これはさざ波や三井の古寺鐘はあれど。
昔にかえる声は聞こえず。
まことやこの鐘は秀郷とやらんの竜宮より。
取りて帰りし鐘なれば。竜女が成仏の縁にまかせて。
わらわも鐘を.つくべきなり。
地謡「影はさながら霜夜にて。月にや鐘は。さえぬらん。
前回同様、強吟と和吟が入れ替わる箇所があり、なかなか難しかったです。
仕舞『柏崎 道行』も3回目の稽古。2週間ぶりだったので、大分忘れていましたが、一応、最後まで進むことができました。
自分なりに、課題もいくつか明らかになったので、復習したいと思っています。