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今日はサーカスの日

今日は、午前中に通院し、帯状疱疹の治療のための点滴を受けました。
今日で、4回目です。症状は大分よくなってきました。

ところで、今日はサーカスの日だそうです。
明治4(1871)年の10月26日、東京・九段の招魂社(現在の靖国神社)でフランスのスリエサーカスによる日本初のサーカス興業が行われました。
ただし、これより7年前の元治元(1864)年3月にアメリカのリズリー・サーカスが来日し、横浜の外国人居留地内で公演しています。
リズリー・サーカスは、幕府の許可が下りず、外国人居留地内のみでの公演だったので、スリエサーカスの方を日本最初と考えて、10月26日をサーカスの日としたようです。
しかし、最近ではリズリー・サーカスの公演を日本最初のサーカスの興行とする説が有力です。
(参考)サーカスの夜明け-軽業芸人の海外交流(国立歴史民俗博物館)


『サーカス』(中原中也)

幾時代かがありまして
  茶色い戦争ありました

幾時代かがありまして
  冬は疾風吹きました

幾時代かがありまして
  今夜此処での一と殷盛り
    今夜此処での一と殷盛り

サーカス小屋は高い梁
  そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ

頭倒さに手を垂れて
  汚れ木綿の屋蓋のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が
  安値いリボンと息を吐き

観客様はみな鰯
  咽喉が鳴ります牡蠣殻と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

屋外は真ッ闇 闇の闇
夜は劫々と更けまする
落下傘奴のノスタルヂアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん


この「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」という表現が、読む人を不思議な世界に誘うと思います。



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Author:kinkun
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