2011/10/12 19:58:46
平松礼二展を見に行きました。
日曜日(2011年10月9日)の午後、名古屋市美術館で開催中の特別展「画家五十年の軌跡 平松礼二展」〔2011年9月13日(火)~10月23日(日)〕を見に行きました。
※名古屋市美術館のサイトの特別展「画家五十年の軌跡 平松礼二展」のページ:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/
※展覧会の公式サイト:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/index.html

[2011年10月9日(日)撮影]
作者の50年にわたる画業を振り返る展覧会です。
平松礼二氏は、昭和35(1960)年、愛知県立旭丘高校在学中に青龍社の展覧会に初めて出品し入選を果たします。
その後、愛知大学を卒業し、青龍社解散以後は孤独のうちに創作を進めます。
既成の権威や固定した価値観への反発を胸に秘めながら、一方で日本美術の伝統に深く根差しつつ、多様にして膨大な作品群を生み出してきました。
この展覧会では、横山操画伯を師と仰ぎ、日本画の革新を志した若き日の重厚にして鮮烈な作品から、苦闘の果てに生まれ、現在にまで続くライフワークとなった“「路」シリーズ”、日本画の原点としての装飾性に立ち帰りながら、モネをはじめとする印象派のジャポニスム研究を経て生まれた近年の華麗な作品、さらに本展のために制作された未公開の最新作にいたるまで、その芸術の全てを紹介するものだそうです。
展覧会は、7章で構成されていました。
Ⅰ 模索の時代
ここでは、幻想的な「近江山田寺 廃寺の庭にて」が印象に残りました。
※「近江山田寺 廃寺の庭にて」:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/images/works_01.jpg(展覧会公式サイトから)
Ⅱ 「路」シリーズのはじまり
ここでは、メルヘンチックな「路-冬日」と窓一つ一つが鮮やかに色分けられた「路-シンジュク・トウキョウ・JAPAN」が印象に残りました。
※「路-シンジュク・トウキョウ・JAPAN」:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/images/works_03.jpg(展覧会公式サイトから)
Ⅲ 「描の会」の時代
ここでは、雨足が斜めの「路-九月の雨」と雨足がまっすぐで桜の花が印象的な「路-四月の雨」という2枚の雨を描いた絵が幻想的で圧巻でした。
※「路-四月の雨」:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/images/works_07.jpg(展覧会公式サイトから)
この他、朧月としだれ桜が幻想的な「月光の曲」とやはり満開の梅(?)が美しい「路-「この道」を唱いながら」も印象に残りました。
※「路-「この道」を唱いながら」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/03.jpg(名古屋市美術館のサイトから)

[2011年10月9日(日)撮影]
また、中国雲南省の山を描いたという「路-唐くにの朱い山」は、まるで火焔山のようでした。
※「路ー唐くにの朱い山」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/01.jpg(名古屋市美術館のサイトから)
Ⅳ ニューヨーク
ここでは、日本画らしくない幾何学的なデザインが印象的な「NEW YORK 42ND STREET」と、まるでパッチワークのような「FROM NEW YORK(Ⅳ)」が印象に残りました。
Ⅴ ジャポニズムとの出会い
ここでは、とにかく美しいの一語に尽きる「夏の気流(モネの池)」と、鮮やかな青い画面に黄色い蝶が特徴的な「モネの池・雲」というモネの池を描いた2点の作品が印象に残りました。
※「夏の気流(モネの池)」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/05.jpg(名古屋市美術館のサイトから)
また、黄色い蝶と桜の花びらの中央にある蓮を川に見立てると、まるで尾形光琳の「紅白梅図屏風」のようなデザインの「ジャポニズムへの旅 モネの池に桜」や、赤い画面がユニークな「睡蓮図」も記憶に残りました。
Ⅵ 新しきを求めて
展示は出口近くの最後でしたが、ポスターやパンフレットにも使われている最新作「2011311-日本の祈り」が展示されていました。
※「2011311-日本の祈り」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/06.jpg(名古屋市美術館のサイトから)

[2011年10月9日(日)撮影]
Ⅶ 文藝春秋の表紙
作者は2000年から2010年までの11年間、雑誌『文藝春秋』の表紙を描きましたが、2000年と2005年と2010年の各年の表紙の原画と掲載された雑誌が展示されていました。
原画は、3年間の同じ月のものを縦に3年分並べて展示されていましたが、初期には全くなかった人物画が2010年では半分近くが人物画になっているなど、作者の画風の変化が現れていて興味深かったです。
私が訪れたのは3連休の中日の日曜日の午後でしたが、館内はそれほど混雑しておらず、ゆっくりと見ることができました。
見応えのある展覧会なので、もう少し観覧者が多くても良いと思いました。
日曜日(2011年10月9日)の午後、名古屋市美術館で開催中の特別展「画家五十年の軌跡 平松礼二展」〔2011年9月13日(火)~10月23日(日)〕を見に行きました。
※名古屋市美術館のサイトの特別展「画家五十年の軌跡 平松礼二展」のページ:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/
※展覧会の公式サイト:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/index.html

[2011年10月9日(日)撮影]
作者の50年にわたる画業を振り返る展覧会です。
平松礼二氏は、昭和35(1960)年、愛知県立旭丘高校在学中に青龍社の展覧会に初めて出品し入選を果たします。
その後、愛知大学を卒業し、青龍社解散以後は孤独のうちに創作を進めます。
既成の権威や固定した価値観への反発を胸に秘めながら、一方で日本美術の伝統に深く根差しつつ、多様にして膨大な作品群を生み出してきました。
この展覧会では、横山操画伯を師と仰ぎ、日本画の革新を志した若き日の重厚にして鮮烈な作品から、苦闘の果てに生まれ、現在にまで続くライフワークとなった“「路」シリーズ”、日本画の原点としての装飾性に立ち帰りながら、モネをはじめとする印象派のジャポニスム研究を経て生まれた近年の華麗な作品、さらに本展のために制作された未公開の最新作にいたるまで、その芸術の全てを紹介するものだそうです。
展覧会は、7章で構成されていました。
Ⅰ 模索の時代
ここでは、幻想的な「近江山田寺 廃寺の庭にて」が印象に残りました。
※「近江山田寺 廃寺の庭にて」:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/images/works_01.jpg(展覧会公式サイトから)
Ⅱ 「路」シリーズのはじまり
ここでは、メルヘンチックな「路-冬日」と窓一つ一つが鮮やかに色分けられた「路-シンジュク・トウキョウ・JAPAN」が印象に残りました。
※「路-シンジュク・トウキョウ・JAPAN」:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/images/works_03.jpg(展覧会公式サイトから)
Ⅲ 「描の会」の時代
ここでは、雨足が斜めの「路-九月の雨」と雨足がまっすぐで桜の花が印象的な「路-四月の雨」という2枚の雨を描いた絵が幻想的で圧巻でした。
※「路-四月の雨」:http://event.chunichi.co.jp/hiramatsu/images/works_07.jpg(展覧会公式サイトから)
この他、朧月としだれ桜が幻想的な「月光の曲」とやはり満開の梅(?)が美しい「路-「この道」を唱いながら」も印象に残りました。
※「路-「この道」を唱いながら」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/03.jpg(名古屋市美術館のサイトから)

[2011年10月9日(日)撮影]
また、中国雲南省の山を描いたという「路-唐くにの朱い山」は、まるで火焔山のようでした。
※「路ー唐くにの朱い山」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/01.jpg(名古屋市美術館のサイトから)
Ⅳ ニューヨーク
ここでは、日本画らしくない幾何学的なデザインが印象的な「NEW YORK 42ND STREET」と、まるでパッチワークのような「FROM NEW YORK(Ⅳ)」が印象に残りました。
Ⅴ ジャポニズムとの出会い
ここでは、とにかく美しいの一語に尽きる「夏の気流(モネの池)」と、鮮やかな青い画面に黄色い蝶が特徴的な「モネの池・雲」というモネの池を描いた2点の作品が印象に残りました。
※「夏の気流(モネの池)」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/05.jpg(名古屋市美術館のサイトから)
また、黄色い蝶と桜の花びらの中央にある蓮を川に見立てると、まるで尾形光琳の「紅白梅図屏風」のようなデザインの「ジャポニズムへの旅 モネの池に桜」や、赤い画面がユニークな「睡蓮図」も記憶に残りました。
Ⅵ 新しきを求めて
展示は出口近くの最後でしたが、ポスターやパンフレットにも使われている最新作「2011311-日本の祈り」が展示されていました。
※「2011311-日本の祈り」:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/hiramatsu/img/06.jpg(名古屋市美術館のサイトから)

[2011年10月9日(日)撮影]
Ⅶ 文藝春秋の表紙
作者は2000年から2010年までの11年間、雑誌『文藝春秋』の表紙を描きましたが、2000年と2005年と2010年の各年の表紙の原画と掲載された雑誌が展示されていました。
原画は、3年間の同じ月のものを縦に3年分並べて展示されていましたが、初期には全くなかった人物画が2010年では半分近くが人物画になっているなど、作者の画風の変化が現れていて興味深かったです。
私が訪れたのは3連休の中日の日曜日の午後でしたが、館内はそれほど混雑しておらず、ゆっくりと見ることができました。
見応えのある展覧会なので、もう少し観覧者が多くても良いと思いました。