上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
2017 / 03
≪ 2007 / 01   - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -  2007 / 02 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


リンゴの絵に魅せられました。

名古屋ボストン美術館で開催中の恋する静物静物画の世界」展〔2011年9月17日(土)~2012年2月19日(日)〕を見に行きました。
最近、閉幕間近に訪れることの多かった名古屋ボストン美術館の展覧会ですが、今回は珍しく開幕翌日に出かけました。
名古屋ボストン美術館のサイトの恋する静物静物画の世界」展のページ:http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/list/stilllife-201109/outline.html

名古屋ボストン美術館201109_01

身の回りにあるありふれたものを描く静物画ですが、古くは寓意画だまし絵として描かれたそうです。
その後、時代の移り変わりとともにさまざまな展開を見せ、近代以降は、芸術家たちの関心がモチーフそのものの色や形へと及んだそうです。

この展覧会では、ボストン美術館の豊富なコレクションの中から、セザンヌルノワールマネを始めヨーロッパアメリカ絵画作品、セーヴティファニー陶磁器銀器宝飾品など、芸術家たちの創意にあふれた69作品で、16世紀から現代にいたる静物表現の変遷をたどるものだそうです。

展覧会の冒頭に、静物人物画の一部から独立して描かれるようになる過渡期の作品とされる大きなスキピオ・ホルツィウスの「青果職人」が展示されていました。

その後、“ヴァニタスとトロンプ・ルイユ”をテーマとした展示があり、頭蓋骨、砂時計、燭台のロウソクなど、ものの移ろいやすさや人生のはかなさ〔ヴァニタス〕をモチーフとした作品として、コルネリス・ノルベルトゥス・ハイスブレヒツの「ヴァニタスの静物画」が展示されていました。
ハイスブレヒツは、“だまし絵の帝王”と呼ばれるほど、まるで本物が目の前に存在するかのように描く技術〔トロンプ・ルイユ〕に優れていたそうで、この絵でも右上で絵が木枠からはがれかかっているように描いており、ヴァニタスの主題とトロンプ・ルイユの技術が見事に融合しており、圧巻でした。
※「ヴァニタスの静物画」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_08.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

また、知人宅でワインの栓抜きが見つからなかったので、その場でと枠の一部に描いたという逸話の残るジョン・シングルトン・コプリーの「釘にかかった栓抜き」は、まるで本物の栓抜きが釘にかかっているようにしか見えませんでした。

次の“食卓における静物”をテーマにした展示がありました。

製陶技術が向上し、さまざまなデザインの食器生産が可能となったので、ウナギやカレイ、レモンやカリフラワーなど、静物画に描かれるモチーフが食器として立体で再現された品が何点か展示されていました。
中でも、チェルシー製陶所の「カリフラワー型蓋付容器」が面白かったです。

続いて“印象派と静物画”と題した展示があり、印象派の画家たちにとって、戸外の光を室内へ持ち込むための一つの実験の場であったとされる静物画が展示されていました。

ナイフを斜めに置くことによって奥行きを強調する従来の描き方によるアンリ・ファンタン=ラトゥールの「桃を盛った皿」と、ナイフを画面と平行に置くことによって、平面性を強調する描き方によるエドゥアール・マネの「果物籠」が並べて展示してあり、興味深かったです。
※「果物籠」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_16.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

また、ダリアの赤、ひまわりの黄、アスターの白という色の違いだけでなく、花びらの形で筆遣いを変化させることによって花の違いを描き分け、全体として華やかな画面を構成しているピエール=オーギュスト・ルノワールの「陶製ポットに生けられた花」も展示されていました。
※「陶製ポットに生けられた花」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_17.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

次に、“セザンヌとリンゴを描いた画家たち”と題した展示があり、古代から豊穣のシンボルとして、また愛情のしるしとして描かれてきたリンゴをモチーフとした静物画が展示されていました。

ここではこの展覧会のポスターなどにも使われているポール・セザンヌの「卓上の果物と水差し」が目を引きます。
リンゴ、水差し、テーブルクロスの模様が絶妙のバランスで配置されていました。
※「卓上の果物と水差し」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_19.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

名古屋ボストン美術館201109_02

この展覧会での私の一番のお気に入りの作品、リーヴァイ・ウェルズ・プレンティスの「ブリキ製バケツの中のリンゴ」もここに展示されていました。
ブリキのバケツに入れられたリンゴは、その表面の傷やへこみまで鮮明に描かれており、中でも、バケツの表面に映ったリンゴが秀逸です。
※「ブリキ製バケツの中のリンゴ」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_20.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

風景画家として有名で、静物画は9点しか残っていないアルフレッド・シスレーの「卓上のブドウとクルミ」も印象的でした。

続いて、ティファニーセーヴル製陶所の製品が展示されていました。

ここでは、 写実的に緻密に表現された花々が全体を覆っているティファニー・アンド・カンパニー製の銀の「ピッチャー」と、フランス皇帝ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌが所有していた食器セットの一点で、当時バラの画家として有名だった、ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテが原画を手掛けたセーヴル製陶所製のの「アイスクリームクーラー」が双璧でした。
※「ピッチャー」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_10.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)
※「アイスクリームクーラー」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_11.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

また、ユニークなデザインのティファニー・スタジオの「扇形の花瓶」も目を引きました。

次は、“マティスとキュビズムの画家たち”と題した展示でした。

画面全体が色彩の調和で満たされているアンリ・マティスの「花瓶の花」は、まさに彼が理想とした“見る者の気分を晴れやかにするような”絵だと感じました。
※「花瓶の花」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_23.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

ここでの私のお気に入りは、幾何学的な構図と右上の青空の青が目に鮮やかなフアン・グリスの「ギターのある静物」。
じっと見ていても飽きない不思議な魅力を持った作品でした。
※「ギターのある静物」:http://www.nagoya-boston.or.jp/upload/im_stilllife-201109_22.jpg名古屋ボストン美術館のサイトから)

最後は、“現代の静物表現 さまざまな媒体へ”がテーマの展示でした。

絵画では、キルトの柄とその上に置かれた食器が一体化した感じが楽しげな雰囲気を出しているピーター・プラモンドンの「緑色のティーポットの置かれたキルト」、何でもないビンの不思議な立体感が目を引く織田哲の「10本の瓶」、非常に写実的なのに鏡に画家は映っておらず、壁のタイルが映るのみという視点の変更が巧みなアントニオ・ロペス・ガルシアの「洗面台と鏡」が印象に残りました。

また、鮮やかな配色と画面いっぱいの構図で描かれたヒマワリが印象的なジョージア・オキーフの「マギーからのひまわり」も心に残りました。

工芸品では、高さ11.4cm、幅7.6cm、奥行7.6cmと小さなものの非常に美しいポール・スタンカードの「精霊のいる忘れな草 ボタニカルF46」と、5cmぐらいのブローチですが、キッコーマン醤油の缶の一部分が使われているというロバート・エベンドルフの「バード・ブローチ(イースト/ウェスト)」が印象に残りました。

今日は3連休の真ん中の日でしたが、展覧会も開幕の翌日だったからか、会場はそれほど混雑していませんでした。
ただ、若い人が目立っていました。
見応えのある展覧会で、まだ来年の2月まで開催していますので、名古屋にお越しの方はぜひお立ち寄りください。





この記事へコメントする















サバイバルナイフ関する情報。サバイバルナイフの入手法やサバイバルナイフと他のナイフとの違いなどを、初心者にも分かりやすく説明しています。    ...

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

01 | 2017/03 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。