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パラミタミュージアムに行きました。

パラミタミュージアム三重県三重郡菰野町)では、「新収蔵記念 棟方志功・未発表肉筆画」〔2010年9月2日(木)~10月31日(日)〕が開催されていました。
パラミタミュージアムの公式サイト:http://www.paramitamuseum.com/

この展覧会は、今回初公開となる京都山口邸に残されていた肉筆装飾画を建物の資料とともに展示するものだそうです。
また、パラミタミュージアム所蔵の『二菩薩釈迦十大弟子図』と新収蔵の改刻前二菩薩図』の同時展示も見どころの一つとのことです。

パラミタミュージアム201009_01

2階のギャラリー第5室を使って展示されていました。

展示室を入ると、山口邸の一部が再現されており、襖絵がもとの位置で展示されていました。
ここでは、襖絵樹林』の色遣いに圧倒されました。
また、その内の一組は、裏側の板戸墨書も見ることができるように展示されていました。
棟方は、襖の裏側の板戸にも墨で文字や絵を描いているので、今回、裏側も見ることのできるように展示が工夫されていたのがうれしかったです。
この再現された部屋の床の間には、掛軸阿修羅の柵』と削刀飾鉢月薄図』が展示されており、なかなか凝った展示となっていました。

展示室の中央には襖絵玫瑰〔はまなす〕』があり、その色の鮮やかさは目を引きました。
また、この作品も、裏側に回ると板戸墨書『いろは歌』が見えるように展示されていました。
※『玫瑰図』:http://www.paramitamuseum.com/images/plan/2010_08/munakata_p03.jpgパラミタミュージアムのサイトから)

そして、この展覧会の目玉の一つ、『二菩薩釈迦十大弟子図』と改刻前二菩薩図』が展示室の奥に並んで展示されていました。
二菩薩釈迦十大弟子図』の内、「二菩薩図」は、昭和20年の東京大空襲で版木が焼失してしまったため、棟方が戦後、改刻したそうですが、やはり、改刻前のものの方が「釈迦十大弟子図」と雰囲気が似ていました。
改刻後の「二菩薩図」は全体に柔らかな感じで、別の作品のようでした。
この改刻後の作品が、昭和30年にサンパウロ・ビエンナーレに出品して大賞に輝き、“世界のムナカタ”としての地位を築くことになったきかけの作品だそうです。
※『二菩薩釈迦十大弟子図』の内、「二菩薩図」(改刻後):http://www.paramitamuseum.com/images/plan/2010_08/munakata_p01.jpgパラミタミュージアムのサイトから)
※『二菩薩図』(改刻前):http://www.paramitamuseum.com/images/plan/2010_08/munakata_p02.jpgパラミタミュージアムのサイトから)

また、二曲半双屏風湧然する女者達々』は、左隻では女性の頭が下に、右隻では女性の頭が上になっている構図ですが、右隻の方が棟方らしさが感じられました。

私のお気に入りは、襖絵丸紋・書』です。目に鮮やかな美しい色が記憶に残りました。

ギャラリーの展示では、衝立牡丹図・御鷹図』が圧巻です。
特に「牡丹」の面の原色に近い色遣いには引き込まれるような魅力がありました

また、掛軸竹図』も印象に残りました。伝統的な水墨画で、棟方にもこういう絵があるのだと驚きました。

さらに、油絵も3点(『アメリカの魚』、『秋の風光図』、『自画像』)、展示されていました。
少年のときに“ゴッホになる”と芸術家を目指しただけあり、ゴッホを思わせる画風の油絵でした。

パラミタミュージアを訪れるのは、ほぼ1年ぶり(2009年9月21日の日記参照)でしたが、昨年の「世界遺産アンコールワット展」のときに比べると格段に空いていましたので、ゆっくりと見学することができました。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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