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三十三間堂を訪ねました。

今日は、先月20日の京都日帰り旅行(2010年8月20日の日記参照)で訪れた三十三間堂を紹介します。
蓮華王院・三十三間堂の公式サイト:http://sanjusangendo.jp/

小学生の時以来、数十年ぶりに三十三間堂を訪ねました。
清水寺と同様に(2010年9月2日の日記参照)、三十三間堂も外国の方に人気が高いようで、外国人観光客の姿が目立ちました。

三十三間堂2010_01
[2010年8月20日(金)撮影]

正式名称は、蓮華王院
その『本堂』は、堂の内陣の柱間が南北に33あることから三十三間堂と呼ばれ、国宝に指定されています。
なお、堂の内部は、撮影禁止でした。

三十三間堂といえば思い浮かぶのが、ここに安置されている重要文化財の『千体千手観音立像』です。
10列の階段状の壇上に並ぶ等身大の1000体の仏像は、やはり圧巻でした。

この『千体千手観音立像』の前に並ぶのが、国宝の『風神・雷神像』と『観音二十八部衆像』です。

俵屋宗達の『風神雷神図屏風』のモデルになったともいわれる『風神・雷神像』のユーモラスな姿も印象に残りました。

観音二十八部衆像』は、毘沙門天帝釈天阿修羅王など有名なものから、由来のよくわからないものまで様々です。
また、その形も千差万別で仏像のあらゆる形が一堂に集まっているかのようでした。
これらの像は、もともと本尊像の両脇を取り囲む群像として安置されていたものが、近代になって堂の西裏の廊下に一列に安置されるようになり、その後、現在のように千体仏の前面に配置されるようになったそうです。

そして、『本堂』の中央に安置されているのが、本尊国宝の『千手観音坐像』です。
高さ335cmで、名仏師湛慶最晩年の作だそうです。
慈悲深さが表情からにじみでており、見ていると思わず頭を垂れたくなりました。

本堂』は、入母屋造り本瓦葺で、高さ16m、奥行き22m、南北120mという巨大な建物です。
本堂』をその端から見ると、一点透視図法の絵を見ているようです。

三十三間堂の『本堂』といえば、南側の長い縁側も有名です。
吉川英治の『宮本武蔵』では、ここで武蔵吉岡伝七郎が決闘します。
実際の場所は京都洛外としか伝えらていないので、場所を三十三間堂としたのは吉川英治の創作のようですが、現地に立って月明かりの下で戦う二人の姿を想像すると、非常に美しく幻想的でもあると感じました。

三十三間堂2010_02
[2010年8月20日(金)撮影]


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kinkun

Author:kinkun
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