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静岡県立美術館では、もう一つ展覧会が開催中でした。

今日も、昨日に続き、先週の木曜日(8月19日)に訪れた静岡県立美術館について紹介します(2010年8月19日の日記参照)。
静岡県立美術館では、収蔵品展親子で楽しむ日本画 水のある風景」〔2010年7月21日(水)~9月12日(日)〕が開催中でした。
今回は収蔵品展は、日本画の中から“”をテーマとして作品が選ばれているとのことです。
うねる波頭、鋭く落ちる滝、澄んだ渓流や深く沈静した湖面など、描かれた水の多彩な表情を見比べ、暑い夏に絵の中の涼しげな水に触れて、観客に一息ついてもらおうとする企画だそうです。
また、開催期間が夏休みに重なるため、大人も子どもも一緒に楽しめる内容としているとのことでした。
静岡県立美術館の公式サイト:http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/

まず、同じ井出玉川(井手玉川)を100年ほどの時を経て描いた六曲一双屏風2点が並んで展示されていました。
1700年ごろと思われる『井出玉川・佐野渡図屏風』(狩野探信守政)と1830年ごろと思われる『井手玉川・大堰川図屏風』(狩野探信守道)です。
同じ狩野派・鍛冶橋狩野家の2代目と7代目にもかかわらず画風の違いに驚きました。

同じく六曲一双の『李白観瀑・子猷訪戴図屏風』(吉村孝敬)は、右隻の滝の動と左隻の湖面の静の対比が見事でした。
※『李白観瀑・子猷訪戴図屏風』:http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/shuzou/2010/03_imgs/sakuhin_p1.jpg静岡県立美術館のサイトから)

また、を題材にした『松風村雨図屏風』(都路華喬)も、幽玄の世界を描いた右隻の夢幻の美と静かな水平線を描いた左隻の無限の美の対比が印象的でした。

朝顔日記』(鏑木清方)は浄瑠璃の「生写朝顔話」を絵巻にしたものとのことですが、新聞連載小説の挿絵のような雰囲気で情緒豊かな世界が描かれており、印象に残りました。
繊細な筆遣いの『杓薬図』(速水御舟)はじっと見ていても飽きませんでしたし、『』(徳岡神泉)は、雨水が心の中にまで沁み入ってくるように感じられました。

この展覧会は、2階の第7展示室で開催されていました。
この展示室は、昨日、紹介した「トリノ・エジプト展」の会場を出たところにありますので、「トリノ・エジプト展」の観覧者は全員がここを通るはずなのですが、ゆっくりとみている人はあまりいませんでした。
質の高い作品が展示されているのに、少し残念でした。



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kinkun

Author:kinkun
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