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MIHO MUSEUMを訪れました。

先週の木曜日(8月5日)、およそ10年ぶりにMIHO MUSEUMに行きました(2010年8月5日の日記参照)。

MIHO MUSEUMでは、南館・中国展示室で、夏季特別展「アジアのかざり Dynamic Decoration in Asia」〔2010年7月10日(土)~8月15日(日)〕が
開催されていました。
MIHO MUSEUMの公式サイト:http://www.miho.or.jp/

ミホミュージアム201008_02
[2010年8月5日(木)撮影]

この展覧会は、約150点のアジア各地域の“いにしえより聖なるものへ捧げられ、死後の世界を彩り、権力を演出し、ハレの場を非日常へと変え、自らを美しく見せるために生み出され、時間や空間、民族や宗教、地位や階級などの垣根を易々と越えて伝播し昇華され、それぞれの国や民族に特有の輝きを放っている美しい「かざり」”を展示するもので、“ペルシア、中央アジア、中国、インド、朝鮮、日本にいたる多彩な作品を通して、アジア各地域の「かざり」の精神と美意識に迫る”ものとのことです。

展示は、6つの展示で構成されていました。

1.西アジア・中央アジアのかざり -神をかざる

ここで目を引いたのが、紀元前1000年ごろのイラン北西部のものとされる金でできた『動植物文脚杯』です。
非常に細かい打ちだしによる装飾はとても3000年以上前のものとは思えませんでした。
※『動植物文脚杯』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012903.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

もう一つ印象に残ったのが、アケメネス朝ペルシア期の銀杯とされる『野生山羊形角杯』です。
ヤギの頭部の非常に写実的で緻密な描写が素晴らしかったです。
※『野生山羊形角杯』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012907.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

2.西アジア・中央アジアのかざり -人をかざる

ここではさまざまな装飾品が展示されていました。中でも金と数種類の宝石でできているアケメネス朝ペルシア期の首飾り『ペンダント付トルク』の細かなデザインは他を圧倒していました。
※『ペンダント付トルク』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012913.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

また、ニムルド遺跡から出土した新アッシリア時代の『聖樹と精霊浮彫』の見事さも圧巻でした。
※『聖樹と精霊浮彫』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012935.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

ササン朝ペルシア期のガラス鉢『切子装飾』は、繊細なカットが印象的でした。
※『切子装飾鉢』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012942.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

パンフレットなどにも使われているこの展覧会が初公開となる『双鹿連珠円文錦外衣』は、現存する綾地緯綿の衣服としては世界最古のものとのことでした。
※『双鹿連珠円文錦外衣』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012954.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

3.中国・韓国のかざり

ここでは、やはりの最盛期の皇帝・乾隆帝が所用したと伝わる豪華な『龍袍』が目を引きます。
ダイナミックなデザインが金糸をふんだんに使って豪華に織られていました。
※『龍袍』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012898.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

生きているような肌合いと子どものようにかわいい表情が魅力的な期の陶器製の人形『宮女俑』も印象に残りました。
※『宮女俑』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012898.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

4.日本のかざり

重要文化財州浜鵜螺鈿硯箱』が出展中止となっていたのは残念でしたが、多くの美しい工芸品が展示されていました。
中でも鎌倉時代の『瓶形鎮柄香炉』はそのデザインのユニークさが印象に残りました。
※『瓶形鎮柄香炉』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00012993.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

また、あでやかな江戸時代の能装束『枝垂桜と扇文様唐織』も目を引きました。
※『枝垂桜と扇文様唐織』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00013019.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

5.生命樹のデザイン

ここでは、紀元前3000年ごろのバクトリア地方から出土した『獅子文様壺』の装飾の細かさが目を引きます。
その素朴な感じの美しさは神秘的でさえありました。
※『獅子文様壺』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00013060.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

カンボジアバイヨン遺跡から出土した『仏陀坐像』は、その洗練された微笑みが心に残ります。
※『仏陀坐像』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00013067.jpg(MIHO MUSEUMのサイトから)

また、装飾だけでなく形のデザインも美しい『椿蓬莱文彩漆笈』や江戸時代当時の生け花の活け方を彷彿とさせる『生花図屏風』も印象に残りました。
※『椿蓬莱文彩漆笈』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00013057.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)
※『生花図屏風』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00013070.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)

6.エピローグ - かざりの語源

ここには、澤乃井櫛かんざし美術館所蔵の美しいかんざしと櫛がたくさん展示されていました。
中でも、2枚一組という発想がユニークな『蜻蛉秋草蒔絵螺鈿象牙二枚櫛 芝山銘』が印象に残りました。
※『蜻蛉秋草蒔絵螺鈿象牙二枚櫛 芝山銘』:http://www.miho.or.jp/booth/img-big/00013132.jpgMIHO MUSEUMのサイトから)
澤乃井櫛かんざし美術館の公式サイト:http://www.sawanoi-sake.com/kushi/

遠く中央アジアに思いを馳せることのできる雄大な雰囲気の展示でした。
館内では外国人観覧者の姿が目立っていましたが、あまり違和感を感じませんでした。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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