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ポーラ美術館コレクション展を見に行きました。

昨日(2011年1月30日)も名古屋は寒い一日でしたが、午前中、名古屋市美術館に出かけました。
名古屋市美術館では、特別展「ポーラ美術館コレクション展-印象派とエコール・ド・パリ-」〔2010年12月7日(火)~2011年2月6日(日)〕が開催中でした。
名古屋市美術館のサイトの特別展「ポーラ美術館コレクション展-印象派とエコール・ド・パリ-」のページ:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2010/pola/

名古屋市美術館201101_02
[2011年1月30日(日)撮影]

平成14(2002)年9月に神奈川県箱根仙石原に開館したポーラ美術館は、化粧品の製造販売を行うポーラ・オルビスグループのオーナーだった鈴木常司氏が40年の歳月をかけ収集した美術品を展示する美術館です。
鈴木氏が作家や作品について研究しながら収集したといわれるポーラ美術館のコレクションは、美術関係者からも高く評価されており、中でも西洋近代絵画は特に評価が高いそうです。
この展覧会では、これらの西洋近代絵画のうち、モネルノワールセザンヌゴッホスーラなど印象派15作家の作品36点と、ピカソモディリアーニシャガールスーティンフジタなどエコール・ド・パリ10作家の作品38点の合計25作家74点の名品を展示するものとのことです。

1階の展示室には印象派の作品が、2階の展示室にはエコール・ド・パリの作品が、作者ごとに展示されていました。

Ⅰ 印象派

最初に、ルノワールの作品が、その後、シスレーピサロの順に展示されていました。
ここでは、空と河の水の青色が美しい『ロマン河畔・朝』(シスレー)が印象に残りました。
※『ロマン河畔・朝』(アルフレッド・シスレー):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=21ポーラ美術館のサイトから)

モネの7作品には、展示コーナーが設けてありました。
ここに、この展覧会で最も印象に残った『ジヴェルニーの積みわら』が展示されていました。
光がキラキラしている感じがこのように美しく描かれているのは驚きでした。見ていていつまでも飽きませんでした。
※『ジヴェルニーの積みわら』(クロード・モネ):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=59ポーラ美術館のサイトから)

この展覧会のポスターやパンフレットに使われている『睡蓮』がこのコーナーの中央に展示してありましたが、じっと見ていると描かれている池の中に吸い込まれそうになる不思議な引力を感じる絵でした。
※『睡蓮』(クロード・モネ):http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2010/pola/img/01.jpg名古屋市美術館のサイトから)

また、雲に日光があたっている様子の描写が印象的な『セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイュ』や水面に映る河畔の木々が美しい『グランド・ジャッド島』も印象に残りました。
※『セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイュ』(クロード・モネ):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=64ポーラ美術館のサイトから)
※『グランド・ジャッド』(クロード・モネ):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=60ポーラ美術館のサイトから)

さすがに、この展覧会の目玉とも言える展示だけあり、モネの作品は見応えがありました。

続いて、セザンヌゴーガンゴッホの作品が展示されていました。

ここでは、木々の緑色が鮮やか『プロヴァンスの風景』(セザンヌ)、水面に使われている赤色がきらめきを表現しているのが目を引く『ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋』(ゴッホ)が印象に残りました。
※『プロヴァンスの風景』(ポール・セザンヌ):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=34ポーラ美術館のサイトから)
※『ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋』(フィンセント・ファン・ゴッホ):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=18ポーラ美術館のサイトから)

また、『ポン=タヴェンの木陰の母と子』(ゴーガン)は左右で異なる遠近法が使われており、浮世絵の影響がうかがえると説明されており、興味深かったです。
※『ポン=タヴェンの木陰の母と子』(ポール・ゴーガン):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=224ポーラ美術館のサイトから)

この他、青色とオレンジ色で描かれた縁取りがユニークな『グランカンの干潮』(スーラ)や、花瓶の絵柄として歌舞伎と思われる赤頭の役者が描かれている『日本風の花瓶』(ルドン)も印象に残りました。
※『グランカンの干潮』(ジョルジュ・スーラ):http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2010/pola/img/04.jpg名古屋市美術館のサイトから)
※『日本風の花瓶』(瓶ン):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=91ポーラ美術館のサイトから)

また、『三本のバラ』(シダネル)はテーブルの上のバラの花が誰かが置いて帰ったかのような雰囲気を醸し出し、劇の一場面を見るでした。
※『三本のバラ』(アンリ・ウジェーヌ・ル・シダネル):http://www.polamuseum.or.jp/collection/02_04.php?collectiondataid=188ポーラ美術館のサイトから)

Ⅱ エコール・ド・パリとピカソ

ここでの目玉は、やはりポーラ美術館が門外不出としてきたというピカソのいわゆる“青の時代”の代表作・『海辺の母子像』でしょう。
濃い青色で塗りこまれたこの作品は、不思議な神秘性をたたえていました。
※『海辺の母子像』(パブロ・ピカソ):http://www.nichibun-g.co.jp/?p=1530日本文教出版のサイトから)

続いて、ユトリロローランサンモディリアーニの作品が展示されていました。

ラ・ベル・ガブリエル』(ユトリロ)は、画面の右側にパリの路地にある居酒屋“ラ・ベル・ガブリエル”が描かれ、画面の左側の白い壁に落書きをしている人物が描かれていますが、この人物はユトリロ本人のようだという説明があり、興味深かったです。
また、『ルニア・チェホフスカの肖像』(モディリアーニ)は、青い目と長い首というモディリアーニの特徴がよく分かる作品でした。
※『ルニア・チェホフスカの肖像』(アメデオ・モディリアーニ):http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2010/pola/img/05.jpg名古屋市美術館のサイトから)

キスリングの作品では、女性の顔の表情の緻密さと女性の手や赤いドレス、背景の緑の椅子などのラフさが対照的な『ファルコネッティ嬢』が面白かったです。
また、『風景、パリ-ニース間の汽車』は、線路の切通しのために削られた斜面の白色が印象的でした。

フジタ(藤田嗣治)の『校庭』は並んで体操をしている子どもたちの表情が一人一人個性的で楽しめました。
個人的にはフジタの描く女の子の顔は不気味だと思いますが…(フジタファンの方、ごめんなさい)。

最後にシャガールの作品が5点、展示されていました。
ここでは、牝牛の顔に描かれた乳搾りの女性がユニークな『私と村』と鮮やかな黄色が目を引く『恋人たちとマーガレットの花』が印象に残りました。

名古屋市美術館201101_01
[2011年1月30日(日)撮影]

日曜日の午前中ということで、そこそこ人はいましたが、思ったほど混雑はしていませんでした。
非常に見ごたえのある展覧会なので、少し残念でした。
会期はまだ1週間ありますので、お近くの方はぜひお出かけください。


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Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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