2009/12/26 22:08:19
今日の謡の稽古は、『海人』の1回目。
今日から謡の稽古は、『海人』になりました。
今日の場面は、藤原房前が、母が讃岐の志度の浦で亡くなったと聞き、追善のために志度の浦に向かう場面です。
子方、ワキ、立衆「いずるぞなごり三日月の。出ずるぞ名残り三日月の。
都の西に.いそがん。
ワキ「天地のひらけし恵み久かたの。天の児屋根の御ゆずり。
子方「房の大臣とはわが事なり。さてもみずからが御母は。
讃州志渡の寺。房と申す浦にして。
むなしくならせ給いぬるとうけたまわりて候えば。
いそぎかの浦に下りて。追善をもなさばやと思い候。
ワキ、立衆「ならわぬ旅に奈良坂や.帰り都の山かくす春の霞ぞ.うらめしき。
三笠山今ぞ榮えん.この岸の。
立衆「今ぞ榮えんこの岸の。
ワキ、立衆「南の海に急がんと。ゆけば程なく津の國や。
こや日の本の始めなる。淡路のわたり末近く。
鳴戸の沖に音するは.泊まり定めぬあま小舟.泊まり定めぬ.あま小舟。
うき旅なれどたらちねの.為と思えば.急がれて。
日数つもりの.雪の空。
立衆「日数積りの雪の空。
ワキ、立衆「夜晝となくゆく程に。
名にのみ聞きし讃岐の國.房の浦につきにけり.房の浦に.つきにけり。
今日の部分には特に難しい謡はありませんでした。
今日から謡の稽古は、『海人』になりました。
今日の場面は、藤原房前が、母が讃岐の志度の浦で亡くなったと聞き、追善のために志度の浦に向かう場面です。
子方、ワキ、立衆「いずるぞなごり三日月の。出ずるぞ名残り三日月の。
都の西に.いそがん。
ワキ「天地のひらけし恵み久かたの。天の児屋根の御ゆずり。
子方「房の大臣とはわが事なり。さてもみずからが御母は。
讃州志渡の寺。房と申す浦にして。
むなしくならせ給いぬるとうけたまわりて候えば。
いそぎかの浦に下りて。追善をもなさばやと思い候。
ワキ、立衆「ならわぬ旅に奈良坂や.帰り都の山かくす春の霞ぞ.うらめしき。
三笠山今ぞ榮えん.この岸の。
立衆「今ぞ榮えんこの岸の。
ワキ、立衆「南の海に急がんと。ゆけば程なく津の國や。
こや日の本の始めなる。淡路のわたり末近く。
鳴戸の沖に音するは.泊まり定めぬあま小舟.泊まり定めぬ.あま小舟。
うき旅なれどたらちねの.為と思えば.急がれて。
日数つもりの.雪の空。
立衆「日数積りの雪の空。
ワキ、立衆「夜晝となくゆく程に。
名にのみ聞きし讃岐の國.房の浦につきにけり.房の浦に.つきにけり。
今日の部分には特に難しい謡はありませんでした。
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