fc2ブログ
2009 / 12
≪ 2009 / 11   - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - -  2010 / 01 ≫

今日の謡の稽古は、『海人』の1回目。

今日からの稽古は、『海人』になりました。
今日の場面は、藤原房前が、讃岐の志度の浦で亡くなったと聞き、追善のために志度の浦に向かう場面です。

子方、ワキ、立衆「いずるぞなごり三日月の。出ずるぞ名残り三日月の。
   都の西に.いそがん。

ワキ「天地のひらけし恵み久かたの。天の児屋根の御ゆずり。
子方「房の大臣とはわが事なり。さてもみずからが御母は。
   讃州志渡の寺。房と申す浦にして。
   むなしくならせ給いぬるとうけたまわりて候えば。
   いそぎかの浦に下りて。追善をもなさばやと思い候

ワキ、立衆「ならわぬ旅に奈良坂や.帰り都の山かくす春の霞ぞ.うらめしき。
   三笠山今ぞ榮えん.この岸の。

立衆「今ぞ榮えんこの岸の。
ワキ、立衆「南の海に急がんと。ゆけば程なく津の國や。
   こや日の本の始めなる。淡路のわたり末近く。
   鳴戸の沖に音するは.泊まり定めぬあま小舟.泊まり定めぬ.あま小舟。
   うき旅なれどたらちねの.為と思えば.急がれて。
   日数つもりの.雪の空

立衆「日数積りの雪の空。
ワキ、立衆「夜晝となくゆく程に。
   名にのみ聞きし讃岐の國.房の浦につきにけり.房の浦に.つきにけり。


今日の部分には特に難しい謡はありませんでした。


▼read more


スポンサーサイト



kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

11 | 2009/12 | 01
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -