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2008 / 01
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涙が出そうになる詩

誰しも胸がいっぱいになって、涙が出そうになる詩があると思います。
私は、けなげな男の子が出てくると胸が詰まってしまう傾向あります。
その代表的な詩が、中原中也の『冬の日の記憶』です。


冬の日の記憶』(中原中也)

昼、寒い風の中で雀を手にとつて愛してゐた子供が、
夜になつて、急に死んだ。

次の朝は霜が降つた。
その子の兄が電報打ちに行つた。

夜になつても、母親は泣いた。
父親は、遠洋航海してゐた。

雀はどうなつたか、誰も知らなかつた。
北風は往還を白くしてゐた。

つるべの音が偶々した時、
父親からの、返電が来た。

毎日々々霜が降つた。
遠洋航海からはまだ帰れまい。

その後母親がどうしてゐるか……
電報打つた兄は、今日学校で叱られた。


詩の中では2回しか出てこない死んでしまった子の兄のことを思うと涙が出そうになります。



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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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