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阪神・淡路大震災から13年。

13年前、地震が起きたときには名古屋でも大分揺れ、目が覚めた記憶があります。
地震から、1か月たった平成7年2月26日の朝日新聞の朝刊の朝日俳壇が「阪神大震災を詠む」と題して, 俳句特集を掲載しました。その中から何句か紹介します。

国一つ たたきつぶして 寒のなゐ 安東次男
地震(なゐ)に根を 傷(いた)めし並木 下萌(も)ゆる 稲畑汀子
天変も 地異もおさまり 春立てり 伊藤柏翠
白犀に 出合いし神戸 壊えたり 金子兜太
白梅や 天没地没 虚空没 永田耕衣
寒暁や 神の一撃 もて明くる  和田悟朗

なゐ」という言葉が出てきますが、古語で「なゐ」は大地のことで、「なゐふる」で大地が震えること、すなわち地震のことだそうです。時代が下ると、「なゐ」だけでも地震のことを表すようになったとのこと。
『方丈記』にも、「なゐ」が表れます。


『方丈記』(鴨長明

また元暦二年のころ、おほなゐふること侍りき。
そのさまよのつねならず。
山くづれて川を埋み、海かたぶきて陸をひたせり。
土さけて水わきあがり、いはほわれて谷にまろび入り、なぎさこぐふねは浪にたゞよひ、道ゆく駒は足のたちどをまどはせり。
いはむや都のほとりには、在々所々堂舍廟塔、一つとして全からず。
或はくづれ、或はたふれた(ぬイ)る間、塵灰立ちあがりて盛なる煙のごとし。
地のふるひ家のやぶるゝ音、いかづちにことならず。
家の中に居れば忽にうちひしげなむとす。はしり出づればまた地われさく。
羽なければ空へもあがるべからず。
龍ならねば雲にのぼらむこと難し。
おそれの中におそるべかりけるは、たゞ地震なりけるとぞ覺え侍りし。


この地震は、元暦2(1185)年7月に発生した元暦大地震のことです。
ちなみに元暦2年の3月、平家が壇ノ浦で滅びます。安徳帝を奉じる平家は、「寿永」から「元暦」への改元をみとめず、「寿永」を使い続けます。したがって、元暦2年=寿永4年となります。この大地震の発生の翌月、「文治」に改元されます。

たった1年半しか使われなかった「元暦」という元号ですが、今日の都の人たちにとっては、戦乱と災害の1年半だったようです。



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kinkun

Author:kinkun
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