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2008 / 01
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謡『安宅』の稽古は、今日が3回目

今日の名古屋は、昼過ぎまで雨という予報でしたが、9時ごろには雨も一応上がりました。しかし、その後も晴れることなくときおり冷たい小雨のぱらつく一日でした。

今日は、安宅に新しい関所が作られ、山伏を特に詮議しているということを知った弁慶が、義経強力に変装して、関所を通るよう進め、義経も同意して、義経強力に変装し、、安宅の関所に向かうところです。

ツレ「われらが心中には。関の者ども何ほどのことの候べき。
   ただ打ち破っておん通り候え。

子方「ともかくも弁慶計らい候え。
シテ「畏って候。これは御意にて候ほどに。
   愚意のとおりを申しあぎょうずるにて候。
   まずわれらを始めてにっくき山伏にて候。
   なにと見申せどもおん姿隠れなきように見えさせたまい候。
   恐れながらおん篠懸を。強力の篠懸に召しかえられ候いて。
   笈をおん肩にかけられ。
   われらよりちと引きさがっておん通り候わば。
   ただまことの強力とこそ人は見候べけれ。
   あっぱれさようにおん身をやつされよかしと存じ候。

子方「さらば篠懸を取り候え。
シテ「いかに強力。
狂言「おん前に候。
シテ「汝が負いたる笈を。
   おん肩に懸けらりょうずるとのおん事にてある。
   なんぼう冥加に叶いたる事にてはなきか。

狂言「げにげに冥加おそろしきおん事にて候。
シテ「かようの事には必ず雑説もあるものにてある間。
   汝は立ち越え関のようを見て来たり候え。

狂言「畏って候。いかに申し候。関の様体を見て候えば。
   櫓かいたてをあげ。中々鳥も通わぬ体にて候。
   又こなたなる木の下に。黒きものが四ツ五ツ見え候ほどに。
   尋ねて候えば。山伏のここぢゃと申し候。
   あまりにいたわしく存じ。一首つらねて候。
シテ「何と連ねてあるぞ。
狂言「山伏は。貝吹いてこそにげにけれ。
   たれ追いかけてアビラウンケンとつらね申して候。
シテ「近頃汝はこざかしき者にてある。おん跡より来たり候え。
狂言「畏って候。
シテ「さらばおん立ちあらうずるにて候。
   げにや紅は園生に植えても隠れなし。

立衆「強力にはよも目をかけじと。おん篠懸を脱ぎかえて。
   麻の衣をおん身にまとい。

シテ「あの強力の負いたる笈を。
子方「義経とって肩にかけ。
立衆「笈の上には雨皮肩箱取りつけて。
子方「綾菅笠にて顔をかくし。
立衆「金剛杖にすがり。
子方「足痛げなる強力にて。
地謡「よろよろとして歩みたもうおん有様ぞ痛わしき。
太刀持「いかに申し候。山伏の大勢おん通りにて候。
ワキ「心得てある。




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