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名古屋市博物館で「トプカプ宮殿の至宝展」

を見ました。
現在、名古屋市博物館では、「トルコ・イスタンブール紀行 トプカプ宮殿の至宝展~オスマン帝国と時代を彩った女性たち~」が開催されています。

まず、入り口で出品リストといっしょにバラの香りのするシートを渡されます。トルコ産のバラ天然精油が染み込ませてあるようですが、結構強い香りがします。今、机の上にありますが、バラの香りがパソコンの周りに漂っています。

展覧会は、4つのパートに分かれています。
1 世界帝国に君臨したスルタンたち」では、スルタンの肖像画やスルタンの花押入り文書、馬印、旗印などが展示されていました。
象嵌細工の『コーラン書見台』の上品な美しさが目を引きました。

2 宮廷生活と優雅なハレムの世界」では、ハレムで使われていた宝石がちりばめられた食器や豪華な装身具、カフタンなどが展示されていました。
象嵌細工の『ゆりかご』がありました。トルコではゆりかごを横に揺らすんですね。

3 輝くオスマン王朝の栄華」が、この展覧会の目玉のようです。とにかく豪華なターバン飾りや団扇に驚きました。
チェスの駒』の豪華さに驚きました。駒は偶像崇拝が禁じられているイスラムの国だからなのか、おなじみの人の形ではなく抽象的なデザインでした。駒は水晶でできていて、どちらの駒かを見分けるために、駒のてっぺんに、一方にはエメラルド、もう一方にはルビーが嵌められていました。

4 スルタンが愛した東洋の美」では、中国の宋代の青磁や元代の染付がたくさん展示されていました。
青磁欄干文水注』という名の長頸の壺に銀で蓋や注ぎ口、取っ手をつけて水差しとして使われていたものがありました。この使い方は、中国人が見たらきっと驚くだろうと思いました。

展覧会は、来年2月11日まで開催されていますので、興味のある方はぜひお出かけください。



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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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