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謡『安宅』の稽古は、今日が2回目

今日の名古屋は、ときおり冷たい雨がぱらつく寒い一日でした。
再び風邪気味のため、稽古を休もうかとも思いましたが、今年最後の稽古となる可能性が高いので、午後3時ごろに稽古場に行きました
今日は、義経主従が、2月10日に京の都をでて、逢坂の関から近江に入り、琵琶湖を船で海津までわたり、荒乳山をこえて気比の海にたどりつき、越前をとおって、加賀国安宅に着くという道行の場面です。

荒乳山(あらちやま):福井県敦賀市の南の山で、奈良時代に愛発関(あらちのせき)が置かれていた。
気比の海(けひのうみ):敦賀湾のこと。なお、気比の松原は、三保の松原、虹の松原と共に日本三大松原として知られている。


シテ立衆「時しも頃は.二月や。
立衆「時しも頃は二月や。
シテ・立衆「きさらぎの十日の夜.月の都を立ち出でて。
      これやこの行くも帰るも.別れては。

立衆「行くも帰るも別れては。
シテ・立衆「知るも知らぬも。逢坂の山隠す。
      霞ぞ春は怨めしき.霞ぞ春は.怨めしき。
      波路遥かに行く舟の。

立衆「波路遥かに行く舟の。
シテ・立衆「海津の浦に着きにけり。
      東雲はやく明け行けば.浅茅色づく.荒乳山。
      気比の海宮居久しき.神垣や。

立衆「宮居久しき神垣や。
シテ・立衆「松の木芽山。なお行く先に見えたるは。
      杣山人の板取。川瀬の水の麻生津や。
      すえは三国の港なる。芦の篠原波よせて。
      なびく嵐のはげしきは。
      花の安宅に着きにけり.花の安宅に.着きにけり。

シテ「おん急ぎ候ほどに安宅の港におん着きにて候。
   まずこうござ候え。

子方「心得てある。
シテ「いかに申し上げ候。安宅の港に新関をすえ。
   山伏をかた選むよし申し候。
   これは一大事のおん事にて候ほどに。
   皆皆しかるべきようにご談合あろうずるにて候。


歌舞伎の『勧進帳』でも有名な安宅の関ですが、能の『安宅』で初めて登場するということで、実在を疑問視する向きもあるそうです。
私は、なぜか今日まで安宅の関は、逢坂の関箱根の関所と同じように山の峠にあると勝手に思い込んでいました。恥ずかしながら、今日の稽古の最中に、安宅は港だったのだと気付きました。

仕舞『東北クセ』は、今日が通しの稽古の2回目。
今日も、型の動き出しが速いので、全体が速くなってしまい、三番目物らしくならないとの指摘を受けました。
私は、以前からゆっくりとしたものの方が拍子のタイミングを合わせるのが苦手ですが、今日も拍子のタイミングがずれた箇所があり、注意を受けました。
今日、指導を受けた箇所を中心に練習して、年明けの発表会に備えたいと思っています。




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kinkun

Author:kinkun
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