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今日は、昨日に引き続き、漱石の飼い犬ヘクトーの話です。

今日の話で驚いたのは、どうやらヘクトーは放し飼いだったようだということです。
…とここで、忠犬ハチ公も放し飼いだったから、渋谷の駅に迎えに行けたことに気付きました。ハチの飼い主の東京帝国大学農学部の上野英三郎教授が学内で急逝したのが、大正14(1925)年5月21日、『硝子戸の』の連載のちょうど10年後のことです。
どうやら犬の放し飼いが禁止されるようになったのは戦後のことで、当時は放し飼いが普通だったようです。

もう一つ今日の話で印象に残ったのは、漱石の家族がヘクトーが大きくなるにしたがってヘクトーへの関心を失い、ヘクトーのことを気にかけているのは家族で漱石だけになってしまったというくだりです。
何か、今でもありそうな話だなぁと思いました。


硝子戸の中』(夏目漱石)




日ならずして、彼は二三の友達を拵えた。その中で最も親しかったのはすぐ前の医者の宅にいる彼と同年輩ぐらいの悪戯者であった。これは基督教徒に相応しいジョンという名前を持っていたが、その性質は異端者のヘクトーよりも遥に劣っていたようである。むやみに人に噛みつく癖があるので、しまいにはとうとう打ち殺されてしまった。




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kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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