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2007 / 06
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くちなしの花が咲いていました


実家の庭に斑入りのくちなしが白い花をつけていました。
梔子(くちなし)といえば、春の沈丁花(じんちょうげ)、秋の金木犀(きんもくせい)と並び、芳香の花として有名です。
結構遠くまで香るので、ふと街角でその香りがしても、花が見つけられないことが良くあります。

くちなしの花


くちなしの花といって思い出すのは、渡哲也さんの歌(古い!年がわかるなぁ)。
くちなしの花の 花のかおりが 旅路のはてまで ついてくる」(詩:水木かおる)

俳句では、正岡子規の
薄月夜 花くちなしの 匂いけり」が
短歌では、北原白秋の
夏の日は なつかしきかな こころよく 梔子の花 汗もちてちる」が
有名です。
やはりくちなしといえば、香りなんですね!



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今日の名古屋は、予報とは異なり、時折晴れ間も見える蒸し暑い日となりました。
最高気温も32℃を超えたとのことです。
夕方、スコールのような雨が降りましたが、雨が上がった後も涼しくはならず蒸し暑い夜となりそうです。

今日も昨日に続き、漱石の『永日小品』から1編を紹介します。
懸物に対する老父と息子の思いの違いは、死んでしまった者(老人にとっては亡き妻、息子にとっては亡き母)と生きている者(老人にとっての孫、息子にとっての我が子)への思いの違いを投影しているようです。


『永日小品・懸物』(夏目漱石)


大刀老人は亡妻の三回忌までにはきっと一基の石碑を立ててやろうと決心した。
けれども倅の痩腕を便に、ようやく今日を過すよりほかには、一銭の貯蓄もできかねて、また春になった。
あれの命日も三月八日だがなと、訴えるような顔をして、倅に云うと、はあ、そうでしたっけと答えたぎりである。
大刀老人は、とうとう先祖伝来の大切な一幅を売払って、金の工面をしようときめた。
倅に、どうだろうと相談すると、倅は恨めしいほど無雑作にそれがいいでしょうと賛成してくれた。


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雨の季節です。今日の名古屋は、雨は降らなかったものの蒸し暑い一日でした。
明日は雨の一日になりそうです。

夏目漱石の『永日小品』の2番目に「蛇」という短編があります。
『永日小品』は明治42(1909)年の1月から3月にかけて、朝日新聞に掲載されたもので、25編の短編からなる不思議な味わいのある作品です。

雨が激しく降る日の話で、雨の日に橋の上から増水した川面を眺めたときなどにふと思い出す作品です。
この話を読んで川が見たくなっても、増水した川に近づくのは危険ですので、橋の上からぐらいにしてください。


『永日小品・蛇』(夏目漱石)


木戸を開けて表へ出ると、大きな馬の足迹の中に雨がいっぱい湛っていた。
土を踏むと泥の音が蹠裏へ飛びついて来る。
踵を上げるのが痛いくらいに思われた。
手桶を右の手に提げているので、足の抜き差に都合が悪い。
際どく踏み応える時には、腰から上で調子を取るために、手に持ったものを放り出したくなる。
やがて手桶の尻をどっさと泥の底に据えてしまった。
危く倒れるところを手桶の柄に乗し懸って向うを見ると、叔父さんは一間ばかり前にいた。
蓑を着た肩の後から、三角に張った網の底がぶら下がっている。
この時被った笠が少し動いた。
笠のなかからひどい路だと云ったように聞えた。
蓑の影はやがて雨に吹かれた。
石橋の上に立って下を見ると、黒い水が草の間から推されて来る。
不断は黒節の上を三寸とは超えない底に、長い藻が、うつらうつらと揺いて、
見ても奇麗な流れであるのに、今日は底から濁った。
下から泥を吹き上げる、上から雨が叩く、真中を渦が重なり合って通る。
しばらくこの渦を見守っていた叔父さんは、口の内で、「獲れる」と云った。





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「グリーン車の子供」を読みました。

「グリーン車の子供 中村雅楽探偵全集2」(戸板康二著、創元推理文庫、1500円、2007年4月27日発売)を遅ればせながら、読了しました。

この本の厚さは、「團十郎切腹事件 中村雅楽探偵全集1」を上回り、698ページ。今回も通勤の地下鉄で読むのに苦労しました。

話は、前作同様、引退同然となった老歌舞伎役者・中村雅楽が、懇意の新聞記者・竹野が持ち込む不思議な事件の謎を解き明かすという短編。
表題の「グリーン車の子供」は日本推理作家協会賞の短編部門の第1回受賞作で、日常の謎の元祖ともいうべき作品。
この作品の日本推理作家協会賞の選考にあたり、中村雅楽竹野が乗る列車が、新幹線ひかり号ではおかしいとの指摘が出、作者の了解を得て、新幹線こだま号に変更したとのこと。でもこの変更が、作品としてさらに重大な欠陥となるという指摘が星新一氏からあったようです。
今回の創元推理文庫版では、この経緯が良くわかる佐野洋氏の「『グリーン車の子供』をめぐって」(光文社『新推理日記』1980年9月)が転載収録されています。佐野洋氏は、当時の選考委員の一人で、こうした問題がこの作品の価値を損なうものではないと結論付けています。
私も、そのような矛盾を感じさせない、鮮やかな作品だと思います。

全体の文章は、前作を読んだときも書いたように、文章は、古めかしいところがあるものの、とても読みやすい文章です。

中村雅楽も前作に収録の作品では素人探偵の雰囲気が濃厚でしたが、今回の収録作品では、表題作も含め、探偵役が地についた感じで、名探偵の風格さえ感じさせるときもあります。

これからの3冊(第3集は明後日発売です)が、とても楽しみです。




『憑神』を見ました。

『どろろ』以来4か月ぶりに映画を見ました。
『どろろ』を見たときにも書きましたが、別にファンというわけではないのですが、今回もまた主役は妻夫木聡でした。
私の見たいと思う映画と彼の出演する映画がなぜかシンクロしているということでしょう。

で、肝心の映画『憑神』ですが、“まあまあ”といったところだと思います。
西田敏行の貧乏神は笑えましたけど…。

ラストは原作がそうなので、どうしようもないといえばどうしようもないんですが、私には納得できません。
原作者である浅田次郎は、武士道を死の美学と思っているのではないでしょうか。私は違うと思っていますので、その差かもしれません。

ただ、主人公の別所彦四郎が死に直面して、初めて生きる意味、人生の意義を見出すというテーマには、原作を読んだときにも考えさせられましたが、映画を見て改めていろいろと考えてしまいました。

映画のエンドで原作者が出演するのは、興ざめなのでやめてほしい(最近、流行っているのかもしれまんせんが…)。




12月2日の金春円満井会特別公演

土曜日の稽古の折に、金春穂高先生から12月2日の金春円満井会特別公演のちらしをもらいました。

特別公演ちらし_表

特別公演ちらし_裏


この公演では、井上貴覚師が『道成寺』を披かれます。
穂高先生は、飛翔君との親子競演による『橋弁慶』を舞われます。
ぜひとも見に行きたいのですが、仕事の関係で行けるかどうか…。




実家の軒先に「つりしのぶ」が

吊るしてありました。
今日の名古屋は、一日、雨でした。
それも梅雨特有のしとしとと降る雨ではなく、断続的に激しく降る雨でした。
実家の軒の灯篭型の「つりしのぶ」も雨に濡れていました。

つりしのぶ


「つりしのぶ」は、シノブと山苔・竹などを用いて、井桁やいかだ、灯篭などの風流な形に仕立てたもので、一説には、江戸時代中期、庭師が契約先の家にお中元として配ったのが、はじまりとされています。
明治から昭和初期にかけて一般にも広まり、主に東京下町の家の軒先を飾っていました。
シノブは、学名:D.mariesiimooreで、日本各地に分布しています。
最近は、下に風鈴を吊るしたものもあるようで、実家のものはこのタイプでした。
一茶にも、「水かけて 夜にしたりけり 釣荵(つりしのぶ)」という句があります。

また、岡本綺堂の『綺堂むかし語り』にも夏の風物詩として登場しています。




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今日は仕舞のみの稽古でした。

今日の稽古は、発表会が近いということもあり非常に混雑していました。
また、3時過ぎに来た人も結構いたので、4時過ぎからの稽古は仕舞のみとなりました。
仕舞『黒塚』を通しで稽古しました。
足もとはよろよろとのところの後ずさりするときの重心移動について、今日も再度指摘を受けました。後ずさりは、廻り飛びとともに苦手です。
あと、これはずっと指摘されていることですが、すぐうつむき気味になってしまう点も改めて注意するように言われました。
二つ以上のことを同時に意識して舞うのは本当に難しいと感じた稽古でした。

7月29日に開催予定の第34回名古屋春栄会ですが、参議院選挙の投票日が1週間ずれて同じ日になったため、何人かの会員が参加できなくなりました。
したがって、舞囃子『氷室』のシテもTさんからKさんに交代することになりました。
代役の会員は、今日から稽古を始めることになったので、時間があまりなく大変だと思います。Kさんの健闘を祈っています。




「城からのぞむ 尾張の戦国時代」を

名古屋市博物館で見ました。

今日の名古屋は、やっと梅雨が来たという感じの雨の一日でした。
午後、仕事で名古屋市博物館での会議に参加しました。
会議終了後、現在開催中の企画展「城からのぞむ 尾張の戦国時代」を贅沢にも、この展覧会を企画した岡村学芸員の解説付きで観覧することができました。

ちょうど、門外不出といわれ、名古屋初お目見えとなる「織田信長画像」(重要文化財 長興寺蔵)が6月24日までの期限付きで展示されていました。
教科書などでおなじみの信長の絵ですが、初めて見た第一印象は、“意外と小さい”でした。岡村さんによるとほとんど人が同じ感想を漏らされるようです。
ただ、岡村さんの解説によると、その小さな絵の中に絵師の高い美意識と技術が詰まっているとのことで、説明を聞いて見るとよりいっそう興味が増しました。

この他にも桶狭間の戦いや小牧長久手の戦いで城の果たした役割についての展示など興味深い展示がたくさんありました。

展覧会は7月16日まで開催されていますので、ぜひお出かけください。
ただし、信長画像を見たい方は、明後日までにどうぞ(それ以後は複製の展示なるとのことでした)。




イチジクの実が大きくなってきました。

今日の名古屋は梅雨とは思えない真夏のような暑さでした。気温も30℃を超え、職場でもついに午後から冷房が入りました。

このところ、ベランダで鉢植えで育てているイチジクについた実が大きくなってきました。この10日間でも大分成長しました。

イチジク070611

(10日前の様子)


イチジク070621

(今朝の様子)

無花果は秋の季語のようですが、この木は6月~7月にかけて実る種類です。
無花果の句を二つ。
 無花果の 古江を 舟のすべり来し(高浜虚子)
 無花果の ゆたかに実る 水の上(山口誓子)




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名古屋市美術館で「ダリ展」を

見ました。
所用があり、午後3時過ぎに仕事を早退して(正確には、時間休暇を2時間取得したのですが…)、伏見(名古屋市中区)の名古屋商工会議所ビルに行きました。
思ったより、大分早く用件が終了したので、近くにある名古屋市美術館で開催中の「ダリ展」を見に行きました。
平日の午後4時近くというのに、若い人で結構混雑していました。ダリは若者に人気があるようです(←この年寄りくさい言い方!)。


ダリ展



私は、正直言ってあまりダリが好きなわけではありません。
ダリの最も得意とした手法をいわれているダブルイメージにしても、私には単なる騙し絵(Trompe-l'œil)にしか見えませんし、…。

今回の展覧会で最も印象に残った絵は、「海の皮膚を引きあげるヘラクレスがクピドをめざめさせようとするヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む」です。
海面を海の皮膚に見立てるという発想よりも、その技法に見とれてしまいました。
この絵を見て、少しダリが好きになりました。
なお、この絵は長崎県美術館が所蔵しています。
ご覧になりたい方は、こちらでどうぞ↓
Hercules Lifting the Skin of the Sea Asks Venus for One Moment




「三人目の幽霊」を読みました。

「三人目の幽霊」(大倉崇裕著、創元推理文庫、760円、2007年6月15日発売)が文庫になったので、読了しました。
落語を全く知らないのに入社早々「季刊落語」編集部に配属された新入社員の間宮緑が、編集長の牧大路と一緒に落語界の日常の謎を解いていく連作ミステリ。
収録作品は、「三人目の幽霊」、「不機嫌なソムリエ」、「三鶯荘奇談」、「崩壊する喫茶店」、「患う時計」の5編。

落語とミステリというと、落語家円紫師匠と“私”が日常の謎を解いていく北村薫の円紫シリーズが思い浮かびますが、こちらは、落語の話と物語が密接に絡んでいます。だから、元の落語を知っていると数倍面白いと思います(落語を知らなくても十分楽しめると思いますが…)。

収録作品の中では、表題作「三人目の幽霊」が一番だと思います。2人の幽霊の正体も秀逸ですし…。
最近、論理ゲーム化してなくて、血なまぐさくない、日常の謎系のミステリを選ぶ傾向がいよいよ強くなってきました。
このシリーズは既に第2作『やさしい死神』が出版されているので、文庫になるのが楽しみです。




kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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