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2007 / 05
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今日は、第二夜です。この話は、結論がいったい何なのか良くわかりません。…夢だからつじつまが合わなくても良いということなのでしょうか?

『夢十夜・第二夜』(夏目漱石)

こんな夢を見た。
和尚の室を退がって、廊下伝いに自分の部屋へ帰ると行灯がぼんやり点っている。
片膝を座蒲団の上に突いて、灯心を掻き立てたとき、花のような丁子がぱたりと朱塗の台に落ちた。
同時に部屋がぱっと明かるくなった。
襖の画は蕪村の筆である。
黒い柳を濃く薄く、遠近とかいて、寒むそうな漁夫が笠を傾けて土手の上を通る。
床には海中文殊の軸が懸っている。
焚き残した線香が暗い方でいまだに臭っている。




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今日から、夏目漱石の『夢十夜』を一夜ずつ紹介します。

『夢十夜・第一夜』(夏目漱石)

こんな夢を見た。
腕組をして枕元に坐っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。
女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかな瓜実顔をその中に横たえている。
真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。
とうてい死にそうには見えない。
しかし女は静かな声で、もう死にますと判然云った。
自分も確にこれは死ぬなと思った。




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『新・夢十夜』を読みました。

この作品がミステリーなのかどうか不明ですが、一応、創元推理文庫に収録されたので、たぶんミステリーなのでしょう?
『新・夢十夜』 作:芦原すなお
(創元推理文庫、680円、2007年5月11日発行、306ページ)
収録短編:
 「時の小鳥」、「水車(みずぐるま)」、「いきどまり」、
 「野ばら」、「てんまる」、「初夢」、「猫回し」、
 「おむかえ」、「さつき闇」、「ぎんなん」

夏目漱石の『夢十夜』 に触発されたという、夢を題材にした10編の短編集です。
芦原すなおさんも好きなのですが、それ以上に漱石の『夢十夜』ファンとしては読まなければ、という強迫観念(?)から読み始めました。
とにかく不思議な話です。漱石の『夢十夜』より悪夢の度合いが大きいような気がします。漱石の『夢十夜』については、明日から紹介する予定です。
先週から通勤の地下鉄で読み始め、今日読み終わりました(土日は別の本を読む習慣なので…)。
なぜか一昨日あたりから、不思議な夢を見るようになりました。この本のせいだろうか??
不思議な毒のある本なので、気をつけてください………




「きんくんの閑談」のバナーを

作り、名古屋春栄会のウエブサイトのトップページに置きました。

バナー


このブログを開設した当初は、名古屋春栄会のウェブサイトのトップページからリンクを張っていました。
その後、このリンクをやめたところ、ブログ自体が閉鎖されたと思っていた方がいることがわかりましたので、バナーを作り、名古屋春栄会のウェブサイトのトップページに置きました。

今後ともよろしくお願いします。



白の八重咲きのクレマチスが

実家の庭に咲いていました。

クレマチス(白・八重)


夜になって帰るときに見たら、月明かりで白い花だけが浮かんで見えました。

まさに、蔓はなれ 月にうかべり 鉄線花 (水原秋桜子)の世界でした。
…というか、クレマチスの花が満月のように見えました。




イングリッシュローズが咲き始めました。

実家の赤いイングリッシュローズが満開でした。

イングリッシュロース


イギリスでは、赤いバラは情熱を、白いバラは純潔を象徴していたとのこと。
バラはやはり5月の花だと思います。でも、これは『ハムレット』での狂ってしまった妹オフィーリアを見たレアチーズの言葉の印象が強烈だからでしょうか。
O rose of May! Dear maid, kind sister, sweet Ophelia!
おお5月のバラ、いとしい乙女、やさしい妹、美しいオフィーリア!





名古屋城本丸御殿障壁画展を

名古屋市博物館で見ました。
仕事の関係で名古屋市博物館に行く用事があり、その次いでといっては失礼なのですが、開催中の特別展を観覧しました。
この特別展の正式名称は、「特別展 本丸御殿の至宝 重要文化財名古屋城障壁画」(長い!!)。
名古屋城が昭和20年5月の空襲で焼失した際に、城外に疎開していたため焼け残った襖絵、天井板絵などを一同に展示する展覧会です。
名古屋市が名古屋城本丸御殿の復元をめざし、いよいよその工事が来年着工するのにあわせ、開催されたとのこと。
一部、復元模写も展示されています。これを見ると完成当時の華やかさがわかります。

展示は障壁画を保護するため、前期と後期に分かれていて、作品の大半が入れ替わります。現在は後期です(6月3日まで)。
会期も後10日ということで、平日にもかかわらず混雑していました。
まだご覧でない方は、ぜひお出かけください。一見の価値はあると思います。





アマリリスの花が咲きました。

昨日、実家に行ったらアマリリスの花が咲いていました。

アマリリス


アマリリスの花言葉は「誇り」とのこと。
南アフリカ原産で(一部にはブラジル原産説もあるようですが…)、江戸時代には既に日本に伝来していたようです。
私は、アマリリスというと、与謝野晶子の
身の中に アマリリスより 紅き花 咲かせて二人 見るとしぞ思ふ』という歌を思い出します。
やはりこの赤は、誇り高き情熱を感じさせるのでしょうか?



サンスベリアの株分けをしましたが、

ベランダに置いておいたところ、先週の強風で2度も鉢ごと横転して抜けてしまい、植え直すことになってしまいました。
現在は、室内で養生しています(最初から室内において置けば良かった!)。

サンスベリア


写真の下の方に少し見えているのが、元の株です。
高さが1m近くあるので、倒れやすいです(最初から明らかだったんですけど…)。
この鉢は友人に譲る予定で、本当はそろそろ取りに来てもらう予定でしたが、まだ根元が安定していないので、もうしばらく待ってもらうことになりそうです。


「團十郎切腹事件」を読みました。

「團十郎切腹事件 中村雅楽探偵全集1」(戸板康二著、創元推理文庫、1200円、2007年2月28日発売)を遅ればせながら、読了しました。

それにしても、この本は600ページを超えており、分厚くて通勤の地下鉄で読むのが大変でした。
それに値段が高い! この全集は全5巻の予定なので、全部買い揃えると6000円にもなってしまう!…と思っていたら、第2集は1500円だった!

話は、引退同然となった老歌舞伎役者・中村雅楽が、懇意の新聞記者・竹野が持ち込む不思議な事件の謎を解き明かすという短編。
表題の「團十郎切腹事件」は直木賞受賞作で、歴史上の事件を入院中の雅楽が解き明かすもの。
文章は、古めかしいところもあるけど、とても読みやすい文章です。
ただ、歌舞伎の演目がいろいろ出てくるので、歌舞伎に興味のない人は辟易するところがあるかもしれません。
歌舞伎の舞台の記事が、一般紙に大きく掲載されていたり、テレビ放送がまだないというような当時の世相を感じることができます。

私は、以前アンソロジーなどで読んだことがあるものの、まとまって読むのはこれが初めてでした。
昭和50年代後半に2時間ドラマにもなったようですが、こちらも見た記憶がありません。
当時、本格ミステリという位置づけだったようですが、作者は論理性やトリックをあまり重視していないのではないかというのが感想です(トリックが粗雑という意味では決してありません。念のため)。
私も最近、トリックより探偵役に人間的な魅力のある作品の方に惹かれるので、その意味でもこの作品はつぼにはまっています。

これからの4冊(第2集は既に発売されていますが…)が、とても楽しみです。



今日から『小督』の稽古を始めました。

前回の稽古で、『三井寺』が終了しました(もちろん、一応最後までいったというだけのことで、決してきちんと謡えるようになったというわけではありません…念のため)ので、今日から謡の稽古は『小督』になりました。
小督』は、平家物語に題材をとった直面物の現在能です。
今日は、中入りまで(この能は前場が非常に短いのです)、稽古しました。

ワキ「これは高倉の院に仕え奉る臣下なり。さても小督の局と申して。
   君の御寵愛の御座候。中宮は又正しき相国の御息女なれば。
   世の憚りをおぼし召しけるか。
   小督の局暮に失せ給いて候。君の御なげき限りなし。
   昼は夜のおとどにいらせ給い。
   夜は又南殿にあかさせ給い候所に。小督の局の御行方。
   嵯峨野の方に御座候よしきこしめし及ばせ給い。
   大膳の大夫仲國をめし。
   急ぎ御行方を尋ねて参れとの宣旨を蒙りて候ほどに。
   只今仲國が私宅へといそぎぎ候。いかにこの屋の内に仲國の渡り候か。

シテ「御前に候。
ワキ「いかに仲國。これは宣旨にて候。さても小督の局の御行方。
   嵯峨野の方に御座候よし君きこしめし及ばせ給い。
   急ぎ尋ねて参れとの御事にて候。

シテ「宣旨畏つて承り候いぬ。さて嵯峨にてはいか様なる所ときこし召し候ぞ。
ワキ「只片折戸したる所とばかりきこし召し及ばせ給いて候。
シテ「げにげに賎が屋には。片折戸と申す物の候まつた。
   今夜は八月十五夜名月の夜なれば。琴ひき給わぬ事あらじ。
   小督の局の御しらべをよつく聞き知りて候ほどに。
   御心やすくおぼし召され候えと。くわしく申しあげければ。

ワキ「この由奏聞申しければ。御感のあまり忝くも。寮の御馬を賜るなり。
シテ「時の面目畏りて。
地謡「やがていづるや.秋の夜の。やがていづるや秋の夜の。
   月毛の駒よ心して。雲井にかけれ時の間も。いそぐ心のゆくえかな。
   いそぐこころの.ゆくえかな。

<中入>


今日の所は、ほとんどが詞なので、あまり難しい箇所はありませんでした。謡本を見ると次の稽古は難しそうですが…。

仕舞『黒塚』は、「ただよいめぐる安達が原の。黒塚に隠れ住みしも、あさまになりぬる浅ましや恥かしのわが姿やと。いう声はなおもの凄じく。」の部分を稽古しました。
久しぶりに2週続けての稽古だったので、記憶力の衰えている私でも前回のことを忘れずにいることができました。



『三井寺』の謡の稽古は、

今日が8回目。5月に入って最初の稽古。
今日は午前中から仕事だったので、稽古に行けないかと思っていましたが、仕事が2時過ぎには終わったので、稽古に行きました(行ける日に行っておかないと稽古ができなくなってしまうので…)。

シテ謡からロンギを経て最後まででした(というわけで『三井寺』も今日でおしまい!)。

シテ「またわらわも物に狂う事。あの児に別れし故なれば。
   たまたま会い見る嬉しさのまま。やがて母よと名乗ること。
   わが子の面伏せなれども。子ゆえに迷う親の身は恥も人目も.
   思われず。

〔ロンギ〕
地謡「あら痛わしのおん事や。よそ目も時によるものを.会うを喜びたもうべし。
シテ「嬉しながらも衰うる。姿はさすが恥ずかしの.
   もりて余れる涙かな。

地謡「げに会いがたき親と子の。縁は尽きせぬ契りとて。
シテ「日こそ多きに今宵しも。
地謡「この三井寺にめぐりきて。
シテ「親子に会うも。
地謡「なに故ぞ。この鐘の声立てて。物狂いのあるぞとて.
   お咎めありし故なれば。常の契りには.別れの鐘といといしに。
   親子のための契りには。鐘ゆえに会う夜なり。
   嬉しき鐘の声かな。かくて伴い立ち帰り。かくて伴い立ち帰り。
   親子の契り尽きせずも。富貴の家となりにけり。
   げに有難き孝行の。威徳ぞめでたかりける。
   威徳ぞめでた.かりける。


以前から音程がうまく取れず不得意な中音から始まる句が何箇所かあり、今日もやはりうまく謡えませんでした(うまく音程が取れない!)。
仕舞は、夏の会(7月29日)に向けて、今日から『黒塚』を始めました。
今日は、「今まではさしもげに。今まではさしもげに。怒りをなしつる鬼女なるが。たちまちに弱りはてて。天地に身をつづめ眼くらみ。足もとはよろよろと。」まで稽古しました。
夏までに完成するかな?




kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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