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伊勢神宮奉納能で仕舞を

舞いました。
27日の伊勢神宮奉納能では『柏崎 道行』を舞いました。

まず、冒頭のシテ謡の音程がうまくとれず、高い声になってしまいました。本番の時にしばしばそうなるので、注意しているのですが、今回もまたやってしまいました。
最初に正面に出て拍子を踏みますが、最初に一足のときに、あっ、滑らない、ここの舞台はそうだったんだとすっかり忘れていた感覚を思い出し、急いで出なくてはと思ったとたんに早く出すぎてしまい、拍子のタイミングを待つはめになってしまいました(狂女物なので拍子を待ってはいけないと先生に何度も言われていたのに…)。

伊勢神宮奉納能(柏崎)


この写真の直後の拍子では、「常盤の里の夕べかや。われにたぐえて」の「やぁー。」の引きで踏み出さなくてはいけないのに、すぐに踏み出してしまったので、舞台の中央あたりで拍子を踏み始めることになり、正しい位置で前に出ることができなくなってしまいました(後で先生からも、あれでは謡を合わせられないと注意されました)。

いろいろと反省点はあるのですが、仕舞での大きな失敗はこの2点でした。

西王母』、『小督』、『国栖』、『難波』、『葛城』の地謡にもつきました。大体間違えずに謡うことができましたが、少しぼっーとしていたのか、『難波』で一句地謡を謡うのを忘れてしまいました。私の場合、シテ謡と地謡が掛け合いとなるような演目では、地謡の謡いだしを忘れて、他の地謡の方が謡いだしてはっときづくことが時々ありますが、完全に忘れてしまったのは初めてでした(少しショックです)。

夏の会に向けて、緊張感を持って稽古に臨まねば…。



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伊勢神宮奉納能が行われました。

金春流が伊勢神宮に能楽を奉納する毎年恒例の伊勢神宮奉納能が、久しぶりに宗家も参加して、伊勢神宮内宮参集殿で催されました。
かつては毎年4月5日の奉納でしたが、3年前から4月28日に変更になりました。
4月28日はゴールデンウィーク前ということで、仕事を休みにくいためか参加者がかなり減っていましたが、今年は土曜日ということで、多くの皆さんが参加されました。
私も参加は4年ぶりで、28日になってからは初めてでした。
5日の頃はちょうど伊勢神宮神苑の桜は満開の頃でしたが、今年はゴールデンウィーク初日ということで、新緑の緑が目にまぶしい季節となりました。


伊勢神宮内宮参集殿


伊勢神宮内宮参集殿の能舞台は、柱が太いため、舞台が広いので、大きく舞わないといけません。そうしないと、舞台の前の方まで出て行けなくなってしまいますし、最後に大小前に戻ってこれなくなります。
私の場合、そのあたりは無難にこなせましたが…。詳しくは明日報告します。





白川公園のシャガの群落が

満開でした。
昨日のなごや環境大学の公開講座は伏見の名古屋市高年大学鯱城学園の鯱城ホールで開催されたので、その前にすぐそばにある白川公園に寄りました。
そうしたらシャガの大群落に出会いました。
以前はホームレスのブルーシートでいっぱいだったところです。
名古屋市が強制撤去した跡にシャガを植えたとのことです。
ちょうど満開で、都会の真ん中であることを忘れさせてくれるような光景でした。

白川公園のシャガ


シャガは、漢字では「射干」と記し、アヤメ科アヤメ属の多年草。
学名は、Iris japonicaと日本の花のようですが、本当は中国の中・南部原産のようです。ただ、かなり昔に日本に入ってきたようで、本州から四国・九州の林の中や谷沿いの少し湿った日陰に広く分布しています。
中国名は「胡蝶花」だそうです。

ほのかな香りを感じましたが、あれはシャガの香りだったのだろうか?



なごや環境大学の地球環境学の

公開講座を受講しました。
今日のプログラムは、
最初に学長(名古屋大学名誉教授:松尾稔さん)のあいさつ
基調講演:「地球温暖化の緊急メッセージ~IPCC第4次評価報告書から考える(鈴木基之中央環境審議会会長)
トークセッション:「いま、何をしなければいけないのか、何ができるのか」(枝廣淳子、鈴木基之、松原武久)
でした。

なごや環境大学は、市民・企業・大学・行政などが、環境に関する知識・経験・問題意識を持ち寄り、幅広く市民講座・シンポジウムを展開する環境学習事業で、名古屋地域の学習施設、大学・学校の教室、企業の施設・工場、空店舗・空スペース、森や川などの身近な自然など、まちじゅうをキャンパスにしているとのことです。

今日の基調講演で、既にイギリスやフランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国は二酸化炭素の排出量を50%以上削減するという目標を立てていることを知りました。
京都議定書による温室効果ガスの6%削減もままならないわが国の現状を考える時、政治の強力なリーダーシップが必要なのではないかと感じました。

トークセッションで環境ジャーナリストの枝廣淳子さんが冒頭に話した腕を組むときの話が印象に残りました。
要約すると、『腕を組むとき右腕を上に組むか、左腕を上に組むかは人によってまちまちだが、個人個人は、たいていいつも同じ腕を上に組む。いつもと違う腕を組むことはやろうと思えばできるものの、意識しないとできないし、違和感を覚える。ライフスタイルも同じで、歯磨きするときに使う水の量、買い物に行くときの交通手段など人は意識しないままいつも同じような行動をしている。環境を考えてライフスタイルを変えるためには、意識して行動しないといけない。でも意識すれば少しの違和感を感じるだけで行動することができる。』というものでした。
生活の中で少し地球環境問題を意識することが、温暖化を止める一歩になるかもしれないのだと、改めて感じました。

最後に松原名古屋市長が、『今日のような集まりに参加している人は、環境に対する意識に高い人ばかりなので、今日、参加した人が、このことをまわりの人に伝えてくれないと世の中は変わっていかない。今日、参加した人は10人に今日の話を伝えてほしい。』と発言されました。

このブログを10人の人が読んでくれるとこの依頼に応えられるんだけど…。


第13回春姫道中が行われました。

名古屋城本丸御殿の復元を訴える「春姫道中」も今年で13回目。
熱田神宮から名古屋城まで練り歩き、午後1時40分過ぎに名古屋城正門に到着しました。

春姫道中


その後、場内に入り、本丸御殿跡で恒例となった春姫と初代尾張藩主徳川義直公による「御殿はどこじゃ~が行われました。


御殿はどこじゃ


名古屋市が本丸御殿復元工事の来年度着工を決めたこともあり、
今年は、二人が最後に「御殿はいつじゃ~と尋ね、
名古屋市長が「来年度じゃ」と答えるパフォーマンスもありました。

好天に恵まれたため、城内は多くの人でにぎわっていました。

春姫は浅野家から嫁いだのですが、この時点では浅野家が紀州藩主でした。
…というわけで、名古屋城の鹿和歌山城動物園からもらったのは、春姫つながりだったのかもしれません。



『三井寺』の謡の稽古は、

今日が7回目。
4月に入って最初の稽古。

上羽から、三井寺の稚児がわが子と気づくところまででした。

〔上羽〕
シテ「月落ち鳥鳴いて。
地謡「霜天に満ちてすさまじく.
   江村の漁火もほのかに半夜の鐘のひびきは。
   客の舟にや.通うらん.蓬窓雨しただりて.馴れし汐路の楫枕。
   浮き寝ぞかわるこの海は。波風も静かにて。
   秋の夜すがら月澄む。三井寺の鐘ぞ.さやけき。

シテ「かように狂いめぐれども。わが子に似たる人だにもなし。
   あらわが子恋しや候。

子方「いかに申すべき事の候。
ワキ「なに事にて候ぞ。
子方「これなる物狂の国里を問うてたまわり候え。
ワキ「安き事問うて参らしょうずるにて候。
   いかにこれなる狂女。おことの国里はいずくの人ぞ。

シテ「これは駿河の国清見が関の者にて候。
子方「なにのう清見が関の者と申し候か。
シテ「あらふしぎや。今の幼声は正しく別れし千満殿にてはなきか。
ワキ「これは筋なき事を申す者かな。
シテ「のうこれは物には狂わぬものを。物に狂うもあの児ゆえなれば。
   会う時はなにしに狂いさむろうべき。正しくわが子にて候ものを。

ワキヅレ「そこ立ちのき候え。
子方「のうさのみなおん打ち候いそ。
ワキ「や。はや色に出ださせたまいて候。まっすぐにおん名乗り候え。
子方「今はなにをか包むべき。これは駿河の国清見が関の者なりしが。
   人商人の手にわたり。今この寺にありながら。母上われを尋ねたまいて。   
   かように狂い出てたもうとは。夢にもわれは知らぬなり。


仕舞『柏崎 道行』は、3度目の通しての稽古。
今月28日の伊勢神宮奉納能で舞う予定ですが、今日が最後の稽古かもしれないのに、完成度の低いままで終わってしまいました。



名古屋城の内堀には鹿がいます。

名古屋城の内堀の一部は、明治以降空堀となり、戦後、鹿が連れて来られました。
最初は東山動物園から分けてもらったようです。
名古屋城管理事務所によると、鹿は現在7頭(屋久鹿:2頭、本州鹿:5頭)。
主なエサは内堀に生えている草とのこと。
現在いる本州鹿は、和歌山城動物園から来たとのこと。紀州からというのは徳川家つながりなのでしょうか?


名古屋城の鹿


鹿は桜より草が好きみたいでした。


散る桜 残る桜も 散る桜

良寛の辞世の句と伝えられている句です。
一昨日の名古屋城では、時折吹く強風にあおられるように満開の桜が散っていました。
今でも水の張ってある西側の内堀では、水面に落ちた桜の花びらが、風で集められていました。

名古屋城の散る桜1


また、人のあまり歩かないところでは、真冬の降り始めた雪のように路上に桜の花が散っていました。

名古屋城の散る桜2


舞い散る桜に世の無常を感じる心が、日本人を桜好きにしているのでしょうか?



名古屋城の内堀は、

西側と北側は現在も水が張られていますが、それ以外は空堀になっています。
また、堀の石垣の上にたくさんの桜が植えられています。
空堀の底には菜の花が咲いているところもあり、満開の桜や新緑との色のコントラストがとても幻想的です。

名古屋城の内堀1


堀の石垣に沿うように桜の枝が下に張り出して咲く姿はとても美しいものです。
この二の丸と本丸の間の堀のところは、そうしたこともあり、名古屋城では有名な桜の撮影スポットです。

名古屋城の内堀2



名古屋城桜まつりに行きました。

6日で終わる予定だった名古屋城桜まつりが、11日まで延長になったということで、名古屋城に出かけました。
名古屋城といえば「金シャチ」。
…ということで、金シャチと桜というテーマの写真です。
天守閣の東側から
手前に見えている礎石の跡が焼失した本丸御殿のあったところです。

名古屋城の桜1


天守閣の西側から

名古屋城の桜2


日曜日ということで、親子連れも多く、大変にぎわっていました。
名古屋城の桜は、折からの強風で散り始めていました。
散る桜も美しい……


名古屋の桜も満開になりました。

名古屋の桜も4月に入り、満開になりました。
気象台の発表では、名古屋の満開は4月2日)
その後、気温の低い日が続いていたのでこの週末まで桜は満開の状態です。
名城大学の正面入り口の横の桜もまだ満開でした。

名城大学の桜


御幸山の街路樹の桜も満開です。桜のトンネルのようでした。

御幸山の桜


先月末から体調を崩していたため、お花見にも行けなかったので、寒い日が続いて桜が散らずにいてくれたのはうれしいです(でも、そのせいで、体調の回復が遅れたような気もしますが…)。

しばらく更新できず、申し訳ありませんでした。新年度もよろしくお願いします。



kinkun

Author:kinkun
名古屋春栄会のホームページの管理人

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